...菩薩の般若の智慧を体得するならば...
高神覚昇 「般若心経講義」
...ただ多数の国民がまだ現代国家の上記の精神を体得するに至らず...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...それを実際にわが物として体得するためには芭蕉一代の粉骨の修業を要したのである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...国語に宿つてゐる国民の思想感情を体得することであるとされてゐるのである...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...その感じを体得するには...
豊島与志雄 「作家的思想」
...最も多く体得する...
豊島与志雄 「大自然を讃う」
...二年生になると実地を体得するために各科に固定される...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...研究するということの霊感を感応(かんのう)し体得することの出来たような異数に幸運な学生を除いては...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...無限の自然の生命を体得することが出来るのである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...相手を研究し相手を知るというのは離れて知るの意でその物になりすましてこれを体得するのとは全く趣が違う...
夏目漱石 「中味と形式」
...実際に愛を体得する上において...
夏目漱石 「明暗」
...私がそういう感じをも体得するようになり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そしてその体得する所はこれを治療に応用した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...絶対自主の道を体得するであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...二ただ「知る」だけでは何にもならない、真に知ることが、体得することが、重大なのだ...
和辻哲郎 「生きること作ること」
...しかしそれを体得することは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...体得するのはその独自なる人格である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...師を疑い精進を欠くものは同じく真理を体得することができない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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