...このスキルは時間と努力をかけて体得したものです...
...彼女は漫画の描き方を独学で体得した...
...外国語を流暢に話すためには、その言語を体得する必要がある...
...試験に合格するためには、問題の解法をしっかりと体得する必要がある...
...このスポーツの技術は、繰り返し練習して体得するものだ...
...耽奇の趣味を体得した人であったので...
淡島寒月 「諸国の玩具」
...しかも西洋の社会道徳の体得すらも無く道徳的に最も危険なる状態にあるのではないか...
石原莞爾 「戦争史大観」
...ものを見る習性をこそ体得しよう...
太宰治 「虚構の春」
...最も意外に感じた事は自分が比較的によく体験し体得しているつもりでいた専門の学問上の知識の中にもよくよく吟味してみると怪しい部分が続々発見された...
寺田寅彦 「鸚鵡のイズム」
...長い修練によってそれをすっかり体得した上で...
寺田寅彦 「数学と語学」
...三吉にちゃんとしたボル理論を体得させようというのだろう...
徳永直 「白い道」
...体得された心理感覚として理解されなければならない...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...その感じを体得するには...
豊島与志雄 「作家的思想」
...学究なんてものをば初めから無視していた天才の真骨頭を体得していないからだろう...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...松尾葉子嬢は体得しているのでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...十七日、磯辺病院へ入院、気管支炎も扁桃腺(へんとうせん)炎も回復したが、歯を抜いたあとの出血が止まらず、敗血症になって、人々の輸血も甲斐(かい)なく、二月七日朝絶息、重態のうちにも『歎異鈔(たんにしょう)』を読みて、有碍(うげ)の相(そう)かなしくもあるか何を求め何を失ひ歎(なげ)くかわれのこの人に寿(ことほぎ)あって、今すこし生きぬいたらば、自分から脱皮し、因襲をかなぐりすてて、大きな体得を、苦悩の解脱(げだつ)を、現(あき)らかに語ったかもしれないだろうに――――昭和十年九月――...
長谷川時雨 「九条武子」
...作者などは生れながらにして之を体得しその覚悟を以て日々最善を尽くしてこられた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...僕たち探訪記者が永い経験によって体得したモットーなのである...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...尾崎士郎氏の「時間」は随分と自由に手放しに書きまくつてゐるが筆勢には鮮やかなものがあり次第に特質といふべきものをはつきりと体得して...
牧野信一 「月評」
...その後多年必ず彼は多くの方術を体得したに相違ない...
村山槐多 「殺人行者」
...体得の実相を主として...
吉川英治 「剣の四君子」
...真の孫子(そんし)の玄妙(げんみょう)を体得した人というのだろう」と...
吉川英治 「三国志」
...僧侶の生活がもし仏の真理の体得にあるならば...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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