...そしてそれを聞くと娘も初めて涙のうちに莞爾(にっこり)として……そのうちに身体の調子が変ってきたのでしょう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...少し体の調子が悪いと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...人々はただ全体の調子を不快に思った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どうも体の調子が悪いので...
豊島与志雄 「自由人」
...それもあったかもしれないが既に体の調子が悪くなってたのではあるまいか...
中勘助 「胆石」
...その彩色は殊更に絢爛(けんらん)たらん事を務め全体の調子に注意する処なし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...身体の調子は頗(すこぶ)る良いのだが...
中島敦 「光と風と夢」
...総体の調子が崩(くず)れるから...
夏目漱石 「永日小品」
...波で身体の調子が浮いたり沈んだりする上に...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...体の調子でも悪いのだろう...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...とう/\身体の調子が変になりました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...身体の調子が悪いらしい...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...身体の調子は、すぐに恢復したので、仕事にも出たけれども、なにをやっても、まるで、張りあいがないのである...
火野葦平 「花と龍」
...全体の調子といい――ねえ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...体全体の調子がぐっとましになって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三時近くになると、お体の調子も、御疲れになられるせいか「まだ三時か――」などと仰言って、お仕事なさっていられる...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...大分お体の調子もよくなられた御様子...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...お体の調子は、湿布をしたり、注射をしたりしているけれど、やっぱり思わしくない...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
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