...ちかごろ身体の調子がへんだわいといいだすかもしれんが……」醤が毒瓦斯発明院に対して肩の入れ方は...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...巧(たくみ)に身体の調子を取って...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...手の甲にはやっぱり同じ様な傷痕らしいものが見え、太くたくましき指の恰好から、全体の調子が、昨夜の印象と少しも違わないのです...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...少し体の調子が悪いと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そして、全体の調子は、『淡雪』『生あらば』に比して、わるくすれて、無邪気な落附いたところが段々なくなつて行つてゐるやうなのを私は見た...
田山録弥 「自他の融合」
...身体の調子や気分の工合を尋ねてみた...
豊島与志雄 「変な男」
...その彩色は殊更に絢爛(けんらん)たらん事を務め全体の調子に注意する処なし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...二三ヶ月前に比べて身体の調子もずっと良いのだ...
中島敦 「光と風と夢」
...写真は今までも度々撮られて来たのであるが、写真には傷痕の方が印象強く写るのと、全体の調子が、乾板では濃淡(コントラスト)が薄く出るようなものであるために、どうしてもこの色の鮮かさの感じが出ないのである...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...総体の調子が崩(くず)れるから...
夏目漱石 「永日小品」
...身体の調子は、すぐに恢復したので、仕事にも出たけれども、なにをやっても、まるで、張りあいがないのである...
火野葦平 「花と龍」
...飯を多く食ふと体の調子が悪いやうなので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...『レトワール紙』の提言の全体の調子が...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...御自分で体の調子はわかっているから時間十分とって来てくれるように...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...全体の調子深く静かである...
柳宗悦 「工藝の道」
...組犬全体の調子がめきめき活気づいてきた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...昨日から体の調子がわるいというんで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まったく幾らか体の調子が悪いのかも知れない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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