...自分の肢体の一部と一塊の土壌とから最初の人間を造り上げた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...着るものは木の葉や木の皮で身体の一部分をかくせばいい...
海野十三 「怪星ガン」
...風に吹きつけられたように身体の一部を波うたせていたのだった...
海野十三 「爬虫館事件」
...お嬢さんの死体の一部を公衆の面前にさらけ出している奴は...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...猿のごとくにこれをおのれの身体の一部に詰めこんでいるものと...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...同様に精神(soul, anima)もやはり人体の一部で全体の調和ではない...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...それ故実在の認識とは事実上与えられた体験を合法則的に順序づけられた全体の一部分として云い表わし又理解するこの「全体的世界形像」のことに外ならぬ...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...もう人体の一部とは映らなくて...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...かの肉体の一部分を露出する風を恥としないのである...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...機械の構成体の一部をなす歯車の一回転も...
中井正一 「レンズとフィルム」
...妙な片輪の人体の一部とか...
中谷宇吉郎 「八戒に遭った話」
...やはり身体の一部分なのだろうかと...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...この時われはその身体の一部を認めたるのみにて...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...その犠牲者の屍体の一部を切除した上...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...生きた肉体の一部が枯木のやうに感覚を失ひ...
北條民雄 「間木老人」
...すると発育不全の富次が自分の肉体の一部分みたいにいとおしくなり...
本庄陸男 「白い壁」
...ゴソッと身体の一部を揉ぎ取られる思いだった...
正岡容 「寄席」
...その惨烈とも無残ともいいようのない自己の糜爛(びらん)した肉体の一部をしげしげと見...
吉川英治 「私本太平記」
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