...謂はゞ勃凸の肉体の一部分のやうなものだつたのだから...
有島武郎 「骨」
...口も肉体の一部だから...
梅崎春生 「幻化」
...球体の一部であるところの...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...同様に精神(soul, anima)もやはり人体の一部で全体の調和ではない...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...人体の一部は、それが人体から切り離されて、別個のものとなる時、初めて本当の不気味さを持つようになる...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...人体の一部である時...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...一人の者のように動く綱という醜悪な全体の一部分にすぎなくなる...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...機械の構成体の一部をなす歯車の一回転も...
中井正一 「物理的集団的性格」
...肉の肥えた女の体の一部分だけが...
中里介山 「大菩薩峠」
...妙な片輪の人体の一部とか...
中谷宇吉郎 「八戒に遭った話」
...この時われはその身体の一部を認めたるのみにて...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...生きた肉体の一部が枯木のやうに感覚を失ひ...
北條民雄 「間木老人」
...ここに球に触るるというは防者の一人が手に球を持ちてその手を走者の身体の一部に触るることにして決して球を敵に投げつくることに非ず...
正岡子規 「ベースボール」
...その体の一部を托すべきあるに遇わば...
南方熊楠 「十二支考」
...みな国家という一つの体の一部をなしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...最も正しい党派だってやはり一つの蝕まれた体の一部であるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だから人体の一部分...
夢野久作 「怪夢」
...ふわりと一つのものから離れてゆく同体の一部としか見えない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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