...薩長が取つて徳川に代らむと誤解せし佐幕の諸藩の人々の見と同じかるべき也...
大町桂月 「石田堤」
...然(しか)れば彼(か)の佐幕論者の開港を為す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...いま京都に群がる幾万の武士(さむらい)、それを大別すれば、佐幕と勤王...
中里介山 「大菩薩峠」
...佐幕とかいう名目だけでは片づけられない...
中里介山 「大菩薩峠」
...佐幕とのなれあい勢力を二つこしらえて置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...佐幕というようなイデオロギーよりは...
中里介山 「大菩薩峠」
...何しろ勤王とか佐幕とかいう荒々しい言葉の流行(はや)ったやかましい頃なのである...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...勤王佐幕と云う二派の名が出来た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...維新の際に幕府の忠臣義士が盛(さか)んに忠義論を論じて佐幕の気焔(きえん)を吐(はい)て脱走までする時に...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...恰も佐幕家の宿論に投ずるが故に...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...勤王佐幕など云(い)う喧(やかま)しい議論は差置き...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...生きんがための佐幕党というようなものとは違っている...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...佐幕家の中にもあつた...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...法隆和尚に煽動された佐幕派の者たちにも...
山本周五郎 「失蝶記」
...――このあいだにも、藩の情勢は複雑な変化を続けながら、尊王か佐幕か、いずれかに決定すべき時期が迫って来つつあり、杉永ははやり立つ同志をしずめるのに困っているようすでした...
山本周五郎 「失蝶記」
...老臣の中でもっとも頑固に佐幕を主張している人間です...
山本周五郎 「失蝶記」
...東本願寺の佐幕に傾きたるに反し...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...小藩のうちに佐幕派...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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