...法皇が崩御遊ばされた後御菩提の為めに建久三年秋の頃、大和の前司親盛(ちかもり)入道が、八坂の引導寺、心阿弥陀仏調声(しんあみだぶつちょうしょう)を行い、住蓮、安楽、見仏等の人達が助音して六時礼讃(ろくじらいさん)を修し、七日念仏した...
中里介山 「法然行伝」
...鈴虫は住蓮を、松虫は安楽房をあの専修念仏会の夕べから忘れ得なくなっていることは否めないことであった...
吉川英治 「親鸞」
...座をおゆるし下さいませ」住蓮は...
吉川英治 「親鸞」
...ただ事ではないぞ)住蓮は...
吉川英治 「親鸞」
...「…………」住蓮も安楽房も...
吉川英治 「親鸞」
...むしろ狼狽(ろうばい)しているのは安楽房であり住蓮のほうであった...
吉川英治 「親鸞」
...望みを容(い)れてやろうというのか」「ウム……」「もってのほかだ」住蓮は...
吉川英治 「親鸞」
...住蓮もたしなめた...
吉川英治 「親鸞」
...それに、住蓮も安楽も、少しも麓に姿を見せないというから、何か、べつな理由があるにちがいない)弁円が、鹿ヶ谷へ目をつけだしたのは、そんな動機からであった...
吉川英治 「親鸞」
...住蓮も安楽も健在でそこにいることを確かめたからだった...
吉川英治 「親鸞」
...住蓮はそういう犬がついて来るとは知るよしもなかった...
吉川英治 「親鸞」
...「火事ですか」住蓮と安楽は...
吉川英治 「親鸞」
...とうとうやって来た! 何十人という捕吏を連れて――」三住蓮は...
吉川英治 「親鸞」
...「住蓮は、首尾よく、岡崎の善信御房のところへ行き着いたろうか」そう考えると、彼もじっとしていることは、卑怯(ひきょう)に思われてきた...
吉川英治 「親鸞」
...自分と住蓮の二人のことから起ったのはいうまでもない...
吉川英治 「親鸞」
...鹿(しし)ヶ谷(たに)の住蓮だ...
吉川英治 「親鸞」
...近衛牢(このえろう)から曳きだされた住蓮と安楽房のふたりは...
吉川英治 「親鸞」
...かねてから鹿(しし)ヶ谷(たに)の安楽房や住蓮と親密であり...
吉川英治 「親鸞」
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