...また後に再び生物の住みかとなるであろうという意見とも一致する...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...北国人は剣戟を手にして彼らの近親民族をその住居から放逐したためにこれら民族はやむを得ず次第に南下して新しい住みかを求めなければならなかった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...彼はこの宇宙はいつまでもどこまでも生命ある有機物の住みかであるという観念の中に『安堵』を感じた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...より実質的な住みかを身のまわりに獲(え)てわたしは世の中に腰をすえることにおいて幾分の進歩をした...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...みな住みかは里遠く静かなる山林を住みよく好ましくするさまにのみいふなるを...
太宰治 「もの思う葦」
...彼の田原藤太が射た大蜈蚣(むかで)の住みかだと思うと...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...われら偃松族の住みかこそは...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ちょっと住みかねるものであるが...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの秋」
...その時この建物は化物さえ住みかねるほどに荒れ果てて...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...とにかくあのホテルは住みかえなくちゃ……」「そしたら...
平林初之輔 「謎の女」
...雲の上の住みかを捨てて夜半(よは)の月いづれの谷に影隠しけんなおいろいろな人の作もあったが省略する...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...つまりこの谷蔭は我等の住みかといふことを...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...ここを一茶(いっさ)のいうついの住みかにしようという気になった...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...やがては人間界の住みかも現代のようなマスコミになるという幻想がそのころの人のあたまにも無自覚にあったような幻想画で...
吉川英治 「正倉院展を観る」
...自(みずか)ら下根(げこん)の凡夫といい愚禿(ぐとく)と称した彼の安心の住みかは...
吉川英治 「親鸞」
...火之見横町の長屋に住みかえていた...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...善くは住みかねる』『だからもっと住みよい...
吉川英治 「人間山水図巻」
...この無限にさえ見える宿命苦をふくめた宇宙が彼の住みかであり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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