...軽度な低度の発熱がある...
...彼は低度の近視だ...
...低度アルコール飲料が好きです...
...低度の振動で壊れてしまったようだ...
...低度のストレスでも頭痛がしてしまう...
...従来の歴史にあるが如き低度の文明とは異って...
大隈重信 「日支親善策如何」
...その社会性はいたって低度なもので...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...北海道大学の伊藤直(いとうなおし)君の研究にかかる低度真空中の放電による放射形縞についても同様の事が言われる...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...光の場合の不規則は人間の感官認識能力の低度なおかげで「見えない」から平気であるが...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...低度の顕微鏡でのぞいてみると...
寺田寅彦 「鉛をかじる虫」
...その弁証法的形態は低度である...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...社会に於ける被教育者は全面的に低度の知識水準を有つわけであったが...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...低度のものを高度にし...
戸坂潤 「科学方法論」
...即ち何かそれだけ不完全な至らない低度の知識のことではないのである...
戸坂潤 「科学論」
...形相よりももっと低度の...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...積極的に低度の未発達な知識のことではなくて...
戸坂潤 「思想としての文学」
...最低度の資本家が...
夏目漱石 「それから」
...その最低度はもっとも不明暸なる下層の意識に過ぎんのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...この低度の理屈すなわち最も簡単の知とは記臆(きおく)比較の類のごときものにして...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...さうすれば理窟の内でも低度の理窟は文学的としてこれを許し...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...この低度の理窟即ち最簡単の智とは記憶比較の類の如き者にして...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...ただ最低度の稀薄な状態のところだけを...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...ノエマ的側面のどのやうな低度の變化にも必ずノエシス的側面において一々これに照應する要素が認められるといふことである...
三木清 「認識論」
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