...自我の末梢に位する神經過敏はあづからない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...その星の最外部に位する軽いガス層中に浮ぶ雲のようなものであると考えられる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...もちろん信州でも北方に位するので...
石川欣一 「山を思う」
...第三に位する巨刹なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...四民の上に位する堂々たる武士の家に書物が一冊も無いのは少しも珍らしく無かつた...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...先年オランダ領インドで発見せられた「猿人」(Pithecanthropus(ピテカンツロプス))という猿と人間との中間に位する動物では...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...国民の上層に位する...
高木敏雄 「比較神話学」
...誰かあの人の世話位する者はある筈だよ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...最上に位する中央の委員会は二つの強腕をそなえていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...而してその進路の末端に位するのが実験小説である...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...雪の為めに清透となったアペニン山脈中のある山腹に位すると考えて置こう...
松永延造 「職工と微笑」
...それは存在としての歴史とロゴスとしての歴史との丁度中間に位する...
三木清 「歴史哲學」
...それ故に現在は現代と同じ列に續きその最先端に位すると考へられる意味に於ける所謂「瞬間」であるのではない...
三木清 「歴史哲學」
...そのうち中間に位する者にいつでも...
三木清 「歴史哲學」
...これを素朴で普通人の思想よりずっとうしろに・ずっと低いところに・位するものと信ずるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一本イクラ位するもんかなあ...
夢野久作 「二重心臓」
...第一に位する絶品が...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...さらに上に位するものも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索