...伽藍を火くを恐れざりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...お伽噺(とぎばなし)の悪魔の様に...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...それ故お伽噺となって世界中にもてはやされ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...ちょうど子供がおもちゃの積み木で伽藍(がらん)の雛形(ひながた)をこしらえようとしているのとよく似た仕事である...
寺田寅彦 「浮世絵の曲線」
...もしも今の少青年に民族的な精神が欠乏しているとすればその原因の一つとしては西洋お伽噺の食傷も数えられなければならないかもしれない...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...全くお伽噺とも云えるようなものだったに違いない...
豊島与志雄 「好意」
...吉田東伍氏は之を韓史の伽耶...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...御伽小説専門の巌谷小波(いわやさざなみ)氏や...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...瑜伽(ゆが)秘密の法に明かに当代に許された名師であった...
中里介山 「法然行伝」
...今日はいじらしいお伽話だ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...幾久しく聞き馴れた月並の御伽噺(おとぎばなし)にありふれた事では面白からず...
南方熊楠 「十二支考」
...『新編御伽草子(おとぎぞうし)』の発端に出おり今は珍しからぬ物だが...
南方熊楠 「十二支考」
...地内はいわゆる七堂伽藍(がらん)が巍々(ぎぎ)としていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...炬燵に蒸(む)れる伽羅油(きゃらゆ)の匂いに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...頭の上からかぶせられた倶利伽羅紋々(くりからもんもん)の死骸――すなわち仲間(ちゅうげん)の宅助だった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...伽藍はただ単に大きいというだけではない...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...薬師寺伽藍の完成は文武帝の初年である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...もとは伽藍全体の一小部分に過ぎなかつたことも解つてくる...
和辻哲郎 「月夜の東大寺南大門」
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