...極楽に棲(す)むとやら承つた伽陵頻伽(かりようびんが)にも劣るまじい...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...段々解る)その三崎町のお伽堂とかで蟠(とぐろ)を巻いて黒い舌をべらべらとやるのかい...
泉鏡花 「薄紅梅」
...お伽ばなしばかり読んでると心配するやうな事ではイカン...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...曰(いわ)く「世界お伽噺(とぎばなし)...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...……お伽噺とはほんとに好い思いつきだよ...
相馬泰三 「六月」
...一應この「お伽草紙」を完結させようと私は思つてゐたのであるが...
太宰治 「お伽草紙」
...何を下らぬお伽噺(とぎばなし)の国の王子と王女の問答みたいなものを書いて! と...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...」「はじめはお伽噺のつもりだった...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...その正面にある大きな伽藍(がらん)の屋根を仰(あお)いだまま直(すぐ)左りへ切れた...
夏目漱石 「門」
...倶梨伽羅太郎を演じてから起ったことだと言われております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あのお伽(とぎばなし)は」平次と八五郎は谷中の森に入って行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昼頃から燃え始めた寛永寺の七堂伽藍(がらん)...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...心のおけないお伽(とぎ)坊主ですこしは慰めにもなったのであろう...
長谷川時雨 「西川小りん」
...御仏に後夜(ごや)の勤行(ごんぎょう)の閼伽(あか)の花を供える時...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それはおたきが伽(とぎ)にあがって七日めの晩から...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
......
夢野久作 「猟奇歌」
...伽藍が血によごれたなんてことも...
吉川英治 「親鸞」
...無住な伽藍(がらん)も同じ空屋敷(あきやしき)……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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