...大幻術の摩登伽女(まとうぎゃにょ)には...
芥川龍之介 「俊寛」
...浦島太郎(うらしまたろう)という人(ひと)が竜宮(りゅうぐう)へ行(い)って乙姫(おとひめ)さまのお婿様(むこさま)になったという名高(なだか)いお伽噺(とぎばなし)がございますが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...お伽話(とぎばなし)でもする気とで...
泉鏡花 「縁結び」
...私は本当のお話をお伽話なんかに変へやしないよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...アンデルセンを出して近世お伽話(とぎばなし)の元祖たらしめ...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...舌切雀私はこの「お伽草紙」といふ本を...
太宰治 「お伽草紙」
...近作二三お伽噺に擬して作れる歌犬蕨しぬにおしなべ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...それは人間の力では救いようのない因果だ」「――――」「南都の七堂伽藍(がらん)を焼き尽した平重衡(たいらのしげひら)の暴挙にも...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...まるでお伽噺の中のプリンセスみたいに...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...お伽噺の王女のやうに幸福さうだつた姉がほんとに死んでしまつたのだ...
原民喜 「魔のひととき」
...お伽話に出てくる魔法のベルみたいだった...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...」「お伽噺のことよ――だから...
牧野信一 「鏡地獄」
...羅摩すなわち猴軍を先に立て、熊軍をこれに次がせて、新たに成った地峡を通り、楞伽城を攻め、勝敗多回なりしもついに敵を破って鬼王を誅(ちゅう)し、私陀を取り戻し、故郷へ帰った...
南方熊楠 「十二支考」
...今でも引續いて野呂のお伽をつとめて居るお米だつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...伽羅(きゃら)の闇(やみ)謎(なぞ)の御方(おんかた)一「千浪どの...
吉川英治 「剣難女難」
...鑁阿寺(ばんなじ)の七堂伽藍(がらん)をもあわせて...
吉川英治 「私本太平記」
...迦陵頻伽(かりょうびんが)の声ともきこえる山千禽(やまちどり)のチチとさえずる朝(あした)――根本中堂(こんぽんちゅうどう)のあたりから手をかざして...
吉川英治 「親鸞」
...伽藍(がらん)の天井をつきぬくばかりな...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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