...このような有様にいささかなりとも似通ったことは断じて見受けなかった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...像法は大体それに似通った時代です...
石原莞爾 「最終戦争論」
...最も感じの似通った言葉をさがせば啓発であろうが...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...ふとするとそっくり栖鳳先生に似通ったもののあるのを感じさせられますが...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...昔の武者修行が道場破りをするツモリで他流試合を申込むと多少似通った意気込がないではなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...似通った二つの事件を一対(つい)にして...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...皹入(ひびい)りの竹法螺(たけぼら)を吹くに似通った...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...あの時の背中の感覚にはやはり「涼しさ」とどこか似通ったある物がある...
寺田寅彦 「さまよえるユダヤ人の手記より」
...何かしら微かながらナーヂャに似通ったところがあるな...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...大悟徹底した高僧と似通ったものを有(も)っていた...
中島敦 「光と風と夢」
...その実どこか似通った所のあるこの腹違(はらちがい)の姉の前に...
夏目漱石 「道草」
...過激で不正な点であんなにも似通ったゆき方で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...作るものや名称に似通った点が多い...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...大変似通った所があるので...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...似通ったようなのがチョイチョイ出て来る事もあるのだから油断がならない...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...又は似通った場面や...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...多少前の「鼻白(じろ)む」というのと似通ったような表現であります...
夢野久作 「鼻の表現」
...……では指紋でもいいから似通った方を親子と決めようというので双方同意の上で調べてもらいますと...
夢野久作 「霊感!」
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