...どこか似通うところがあった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...百日紅の枝其ものが滑(すべ)っこく蛇の膚(はだ)に似通うて居るので...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...むしろ云ひ得べくもない敬虔の念に似通うたものであつた...
牧野信一 「裸虫抄」
...失透(しっとう)の海鼠窯を見ると出来たものは朝鮮あたりのものと似通う...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...(後に見出した高敝のものと甚だ似通う)...
柳宗悦 「全羅紀行」
...存外に人間と似通うた部分が多く...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...似通うているようにも想像せられ...
柳田国男 「海上の道」
...ムナフカという神の信仰とも似通うている...
柳田国男 「海上の道」
...互いに似通うているものも少なくはない...
柳田国男 「年中行事覚書」
...庚申と似通うた寄合があった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...二つの間にはことによく似通うた話が多い...
柳田国男 「年中行事覚書」
...これと半分似通うた七人山伏という話もあった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...作者気質(かたぎ)には双方やや似通うた点があるのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...どこかに似通うたところを生ずるようにもなったのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...これとほぼ似通うた話は...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...イロドゥラア等喜界(きかい)島ユムドゥイ等沖永良部(おきのえらぶ)島その他これに似通うた方言が分布している...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...怪しい博物学の資料にもなっているようだが実事としてはあまりに似通うた例のみ多く...
柳田国男 「山の人生」
...多分にきのうの旧軍部と似通う作用や...
吉川英治 「随筆 新平家」
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