...今の今までどことて似通う所の見えなかった叔母も...
有島武郎 「或る女」
...鎌子夫人の身の上に似通う点があるから面白い――と言っている...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...継母の精神分裂病に何処か似通うた戦争の被害だと...
林芙美子 「瀑布」
...既に発表したことのある賞揚の言葉と似通うたものを幾度か繰り返して公言するのは...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...失透(しっとう)の海鼠窯を見ると出来たものは朝鮮あたりのものと似通う...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...(後に見出した高敝のものと甚だ似通う)...
柳宗悦 「全羅紀行」
...存外に人間と似通うた部分が多く...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...似通うているようにも想像せられ...
柳田国男 「海上の道」
...民も大御門(おおみかど)も似通うていたろうかという点である...
柳田国男 「海上の道」
...似通うた所のある話であります...
柳田國男 「日本の伝説」
...互いに似通うているものも少なくはない...
柳田国男 「年中行事覚書」
...内容の互いに似通うていることがわかる...
柳田国男 「年中行事覚書」
...庚申と似通うた寄合があった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...かつ庚申様の方の話と似通うたものが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...作者気質(かたぎ)には双方やや似通うた点があるのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...どこかに似通うたところを生ずるようにもなったのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...とにかくに富山県の一部のバンドリスズメと似通うているのは偶然ではあるまい...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...多分にきのうの旧軍部と似通う作用や...
吉川英治 「随筆 新平家」
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