...「今も似よりの話を二つ三つ聞いて来ましたが...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...然しある似よりを持つた途切れ/\の啼聲を立てゝ...
有島武郎 「秋」
...単なる形の似よりから凡ての現われと同じものと見るのは...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...幕末のいわゆる志士がともすれば口にした場合の「大和魂」に幾らかの似よりがあるが...
津田左右吉 「日本精神について」
...その似よりが即ち京風なのです...
正岡子規 「俳句上の京と江戸」
...殆(ほとん)ど似よりたる者を見ず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...一句のこれに似よりたる者だにあらざるべし...
正岡子規 「古池の句の弁」
...似よりたる者だになしとすれば...
正岡子規 「古池の句の弁」
...従つて同地方の人は万事をかしきほどに似よりたる者あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...似よりの影も見当らぬので...
松永延造 「アリア人の孤独」
...この間の疑似よりもっとこわいのがやって来ると云っています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...むしろ模様の類似よりは仕事の性質に...
柳宗悦 「蓑のこと」
...似よりの店もこの一軒よりほかにはありません...
吉川英治 「江戸三国志」
...――右(みぎ)兇状(きょうじょう)の女スリ上方すじへ立廻りたる形跡これあり似より下手人(げしゅにん)召捕りのせつは人相書照合一応江戸南町奉行まで示達(じたつ)あるべきもの...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...まだ弦之丞に似よりの者も見当らない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...すなわち外形はそれと全然似よりのない...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
...実際全く似よりのないものである...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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