...いきなりポケットから地図を出して「恰度いい都合ですから伺いますが...
石川欣一 「山を思う」
...一往手紙でお伺いする...
谷崎潤一郎 「細雪」
...わざわざお宅へお伺いするほどの要件でもないのですから...
谷崎潤一郎 「途上」
...近日ちょっとお伺いしたいのですが...
豊島与志雄 「明日」
...手前供(ども)の町内などでも名主(なぬし)や家主(いえぬし)が今朝はもう五ツ頃から御奉行所へお伺いに出るような始末で御座います...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...ちょっと御機嫌を伺いに行って参りましょう」金助が立ち上ったので...
中里介山 「大菩薩峠」
...東京へでも帰ったらいずれまたゆっくりね」「ええゆっくり伺いましょう」自分はこう無造作(むぞうさ)に答えながら...
夏目漱石 「行人」
...お願いに伺いました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お伺いもせず……あなたのために...
久生十蘭 「あなたも私も」
...ちょっと伺いますが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...お母さんから詳しく伺いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...気の静まりましたころにまたよくお話を伺いましょう」と言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「さきほどのお言葉について伺いたいことがある...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...例の茶壺を献上かたがた良師のご機嫌伺いに出るつもりだが...
吉川英治 「三国志」
...二度ほど山居へお伺いしたことがありまする」「ご主人とは」「石川殿で」「お...
吉川英治 「私本太平記」
...右馬介もあとからお的場へ伺いまする...
吉川英治 「私本太平記」
...あなたにお伺いしたい事は」と...
吉川英治 「源頼朝」
...一応あなたに御伺いしたら解ることと思って参りました』代議士は長い間沈黙していたが...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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