...手足は少しも休めない...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...なおも相変らず手を休めないで...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...翅を休めないで飛んで行く...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...昼日中、例の踊りをはじめようってわけじゃないでしょうね」「ホホホホホ、びっくりしてるわね」夫人は笑いながら、手を休めないで、一枚一枚と衣服を取り去って行った...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...拭いて拭いて重役の頭のやうにぴか/\光り出すまでは少しも手を休めない...
薄田泣菫 「茶話」
...髪に鏝(こて)をかける手を休めない...
武田麟太郎 「現代詩」
...忠実なお久はそれからもまだ按摩(あんま)の手を休めないで...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...眼を休めない斉彬であったし――こうした...
直木三十五 「南国太平記」
...針の手を休めないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...絃を操る手も休めない...
中島敦 「弟子」
...「一時も休めない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...其をたっぷり休めないなんて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...麦こきの手は休めない)……(気を変えて)船の人が...
三好十郎 「おりき」
...(仕事の手は休めないで...
三好十郎 「その人を知らず」
...おい君――お光 ……(ジロリと清水を見るだけでイモをさらい込む手は休めない)清水 それを...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...寒い冬もなお仕事を休めない...
柳宗悦 「日田の皿山」
...現実の苦労を忘れようとしているように手も休めない...
吉川英治 「新書太閤記」
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