...夫人たちに伍すると非常に見劣りがして...
芥川龍之介 「恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ」
...地区の有力者に伍するのである...
戸坂潤 「社会時評」
...ここで油断をすると落伍する...
中里介山 「大菩薩峠」
...碌々(ろくろく)として瓦(かわら)に伍することも出来なかった...
中島敦 「山月記」
...碌々として瓦に伍することも出來なかつた...
中島敦 「山月記」
...仮令(たとい)模写模型にせよ獣類の人間と伍するのは貴女の品位を害する訳である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...下級の者と伍することをいとわぬのは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...落伍するものが出来て来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...よく統制がとれて殆ど落伍するものなく移動を成就するのだそうである...
宮本百合子 「結集」
...不斷に研かなければ、誰の血液でも、濁る、澱む、鈍る、落伍する...
吉川英治 「折々の記」
...日射病でばたばた落伍する...
吉川英治 「篝火の女」
...町奴などに伍するようなことが好きな性質とて...
吉川英治 「剣難女難」
...落伍する者はひとりもなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...落伍する者は捨て去り...
吉川英治 「新書太閤記」
...アウト8番にて気分すぐれず落伍する...
吉川英治 「年譜」
...深傷(ふかで)のため落伍する者もあったりして――勢多(せた)を越え渡った頃には...
吉川英治 「源頼朝」
...日本画は低級芸術として時代の進展から落伍する時機が来るであろう...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
...キェルケゴオルもまたその内に伍するのである...
和辻哲郎 「「ゼエレン・キェルケゴオル」序」
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