...〇八三〇(マルハチサンマル)高城伍長は彼の仮小屋に来た...
梅崎春生 「日の果て」
...背後に近づく高城伍長の軍靴の裏金が岩角にふれてかつかつ鳴る音を聞きながら...
梅崎春生 「日の果て」
...見事な隊伍をつくって...
海野十三 「火星探険」
...うっかりいい心地になっていた梅野十伍は...
海野十三 「軍用鼠」
...一伍仔什(いちぶしじゅう)を詳しく老人に説明したのだった...
海野十三 「深夜の市長」
...伍廷芳は逢ふ人毎(ごと)に...
薄田泣菫 「茶話」
...落伍者や見学者の常連のひとりで...
田中英光 「さようなら」
...私の一伍一什(いちぶしじゅう)を書いた手紙を見て...
田山花袋 「蒲団」
...云わば温良な落伍者の感じだった...
豊島与志雄 「黒点」
...中央の隊伍(たいご)が駆け足で前進してきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...結局は落伍者の群に入るか...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...Y村へ向ふ一筋の田圃道を三々伍々行列をつくつて...
牧野信一 「陽に酔つた風景」
...妓輩の主人生時は貴人と伍(ご)を成すが...
南方熊楠 「十二支考」
...たしか兵藤や甚伍左が一緒であった...
三好十郎 「斬られの仙太」
...甚伍左様の娘さんでお妙さんだと...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...うながすようにそっと伍長に肩でふれた...
山川方夫 「その一年」
...それも金髪の伍長としかけっして踊ろうとしないのに気づいていた...
山川方夫 「その一年」
...その財物は皆、荷駄にして、例の通りわれわれの営倉へ送っておいたが」「近頃は人民どもも、金は埋(い)けて隠しておく方法をおぼえたり、商人なども、隊伍を組んで、俺たちが襲うまえに、うまく逃げ散ってしまうので、だんだん以前のようにうまいわけには行かなくなったなあ」「ウム、そういえば、先夜も一人惜しいやつを取逃がしたよ」「惜しい奴? ――それは何か高価な財宝でも持っていたのか」「なあに、砂金や宝石じゃないが、洛陽船から、茶を交易した男があるんだ...
吉川英治 「三国志」
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