...岡部伍長一人のものではなかった...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...世界に於ける列強の伍伴(ごはん)となったのである...
大隈重信 「平和事業の将来」
...やはり古河側の壮士風の男が三々伍々と肩を張って入場し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...」と伍廷芳はにやりともせず畳みかけた...
薄田泣菫 「茶話」
...はた退きて同僚の隊伍の中に混じ得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...己は俗物の間に伍することも潔しとしなかつた...
中島敦 「山月記」
...毎日江戸中を歩いて居る商人などもよく參ります」「熊の膽(ゐ)賣りの伍助なども來たことだらう」「へエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隊の伍長のヤーコウレフが黒眼勝の柔(やさ)しい眼で山査子(さんざし)の間(あいだ)から熟(じっ)と此方(こちら)を覗いている光景(ようす)...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...おれはこの低いところに坐ったなり、あの貴重な及びがたい人が、あんなくだらない奴と、しゃべったり笑ったりしているのを、遠くから、闇の中から、うらみがましく眺めるばかりだ――のけ者にせられて、顧みられず、なんの権利もなく縁もなく、異常者として、落伍者として、首陀羅(シュードラ)として、自分の眼にさえあわれむべき者として……おれは終りまでいた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...私はこの諸君の中に伍して多少の新見解を述べたのみである...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...甚伍左親方のお住いがたしか……...
三好十郎 「斬られの仙太」
...お妙 お父さんは?甚伍 水戸へ行く...
三好十郎 「斬られの仙太」
...来い!甚伍 それじゃ……...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...新旧勢力の大官中に伍し...
吉川英治 「三国志」
...西方長安へさして落ちのびて行った敵は、財宝の車輛荷駄や婦女子の足手まといをつれ、昏迷狼狽の雪崩(なだ)れを打って、列伍もなさず、戦意を喪失しているにちがいない...
吉川英治 「三国志」
...智者の間に伍しては...
吉川英治 「三国志」
...三更、兵馬の隊伍成る...
吉川英治 「三国志」
...隊伍一切の編成は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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