...四月十七日 伊東温泉伊東屋...
種田山頭火 「旅日記」
...反つて伊東男の平生敵視せる他の人士に謀りたるが故に非ずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...かくて伊東は、満ちきった気分を以て橋を渡りきって、いよいよ再三問題の、南側の火事場あとの板囲いのところへさしかかったのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...五十ところで、その晩のこと、月心院の屯所(とんしょ)の大きな火鉢を囲んで、伊東配下、御陵衛士隊の錚々(そうそう)たるもの、鈴木三樹三郎、篠原泰之進、藤堂平助、毛内(もうない)有之助、富山弥兵衛、加納道之助の面々が詰めきって、宵のうちから芸術談に花が咲いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで斬捨てた伊東の屍骸(しがい)を白日の下(もと)に曝(さら)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...伊豆の伊東のやうな...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...堀井と伊東を呼び出して...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大庭と伊東が来て待ってゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...伊東はみちみち、菜の花や水仙などを摘んで丘の裾(すそ)を繞(めぐ)りながら、遠くに部原(へばら)の海を見下ろす崖の上へ出た...
松本泰 「暴風雨に終わった一日」
...芝公園の寂しい松原を抜けて一人で遠遊びに出た伊東は...
松本泰 「暴風雨に終わった一日」
...宝沢が兜岩へ行っているんだ! ぐずぐずするな!時化(しけ)が来てるぞ!」伊東はいつにない荒々しい言葉で叫んだ...
松本泰 「暴風雨に終わった一日」
...というわけです」「伊東さまらしいこと」鳥羽は微笑し...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...伊東一族に対する裁決には...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...吉林駅へ十二時三十分に著くと、吉長鉄道の中川増藏、私市一太郎、鈴木重一三氏の外、倉井盛行、奥田一郎、伊東季藏、峰旗良充の諸氏が待つてゐて下さつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...鳩山薫子さんはじめ、佐佐木茂索氏、伊東深水氏、大仏次郎氏、伊藤道郎氏、奥野信太郎氏など、たれもかれも、みな、眼に見るだけでも、寿命のクスリになるような顔して、ご苦労さまに、夕五時頃から十一時ちかく迄、ステージの前にならんだ...
吉川英治 「押入れ随筆」
...そこへ伊東半右衛門が来て...
吉川英治 「新書太閤記」
...伊東義益の甥(おい)伊東アンシオの名もその中にあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...病棟の各室にもこの前後、平林たい子氏、壺井栄氏、伊東深水氏、伊藤熹朔氏など入院され、また退院されて行く...
吉川英治 「年譜」
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