...もつと/\深い企みがあるのかも知れぬが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...なおかつ彼のささやかな企みから何かわかるのか確かめたい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...私は竊かにひどく不逞な企みを思いついたからである...
外村繁 「落日の光景」
...敢(あえ)てその悪い企みを聞いて驚くのでもありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...企みに企まれた罠に陥(お)ちて「秘巻」を敵の手に奪い取られたことは...
野村胡堂 「江戸の火術」
...大して企みのある仕事じゃあるめえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...清松はそれほどの深い企みのある男でなし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親父の企みは恐ろしすぎたし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お燗をしてくれた若い男が二人」「大がかりの仕事でございましたな」あまりにも巧奇な企みで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なんともよく考えた企みで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まだやり遂げられなかった――あるいは彼の手ではまだやり遂げられなかった卑劣な企みをもう一度やろうとしたのではないだろうか? こういったことについてはみんな...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...あのメモは奴らの企みだと思っていました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...一体これは全くただの雨風であろうか? 自分というとりこめられた一つの生きものに向って、何か企み、喚めき、ざわめき立った竹類が、この竹藪を出ぬ間に、出ぬ間に! と犇(ひし)めき迫って来るような凄さを経験するに違いない...
宮本百合子 「雨と子供」
...夢みたような企みが成功する筈はない...
山本周五郎 「風流太平記」
...好意だけではないとしたらなにか企みでもあるのだろうか...
山本周五郎 「柳橋物語」
...それがそのような企みのためだ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...隅田川で生不動の身内を鏖殺(みなごろ)しにしようとした企みの手引きをしたことがあるため...
吉川英治 「剣難女難」
...おそらく末輩(まっぱい)の小人輩(ばら)がなした企みでしょう...
吉川英治 「三国志」
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