...されど我輩は自死など企つる者にあらず...
饗庭篁村 「良夜」
...かくのごとく考えかくのごとく企つべきものでないと信じている...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...次いで新島君はこの事業を企つるに至った精神を話されたが...
大隈重信 「新島先生を憶う」
...今新たに侵略を企つるものでない...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...更に何を苦しんで領土の略奪を支那に企つる事があろう...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...謀戰を企つ...
大町桂月 「國府臺」
...当時閣下の属僚等が百方憲政党内閣の破壊を企つるや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...攘夷党は益々奮激して横浜を襲撃せんと企つる者も出来た...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...唖子及び新福亭主人と胥議して雑誌花月の発行を企つ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...もし彼に逃亡を企つる勇気があつたなら...
平出修 「逆徒」
...この類の暗殺を企つるものはもとより罪を犯す覚悟にて...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...心に企つるよりも案外に功を成さざるものなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...また世間に事を企つる人の言を聞くに...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...畢竟ことを企つるに当たりて時日の長短を勘定に入れざるより生ずる不都合なり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...既に假名遣の復古を企つて居ります...
森鴎外 「假名遣意見」
...されば彼何を企つるも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...地理の学問として青年がみずから企つべきである...
柳田国男 「雪国の春」
...此境に達するは人間の容易(たや)すく企つる能はざる所なり...
山路愛山 「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」
便利!手書き漢字入力検索