...僕は男根隆々たる清家(せいけ)の少女を以て任ずるものではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...諸公の便宜たるを信ずるは諸公の随意に任ずるも可なり...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...然るに当時の文壇は文芸革命家をもて他(ひと)も許し自らも任ずる春廼舎主人の所説ですらが根本の問題に少しも触れていない修辞論であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...実務家が自から任ずるほどな難かしいものではない...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...これを任ずるという事は困難である...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...他方では輿論の指導者を以て任ずる人々が...
大隈重信 「選挙人に与う」
...日本ではただ何処か知らない霊界に於ける仏教護勇の役に任ずる大力の理想的荘厳としてしか観られなかった...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...またウィリアム・ペン氏をもってみずから任ずるものにもあらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...しかしてかの諸君子は平生ワシントンの自由主義をもってみずから任ずるにもかかわらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...かの平生自由の朋友をもって任ずるの諸君子にしてその反覆豹変(はんぷくひょうへん)...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その罪するに任ずるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...佐々友房氏は自ら大策士を以て任ずるに拘らず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大臣は天皇に対し輔弼の責に任ずるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...所謂不言実行を以て自ら任ずる政治家は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...旅行通を以て任ずるやからでも...
中里介山 「大菩薩峠」
...この某は英語を喋舌(しゃべ)る天才を以(もっ)て自から任ずる男で...
夏目漱石 「それから」
...氣力のあらん限りに勉強す可しとて之に任ずると雖ども...
福沢諭吉 「帝室論」
...右大将に任ずるとは...
吉川英治 「親鸞」
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