...件(くだん)の両人相親しむ時は余らは皆その麾下(きか)に属してさまざまなる悪戯をして戯れしが両人仲違(なかたが)ひしたる時は余らもまた仲間割れをせり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...間もなく仲間割れでちりぢりに分裂し...
高村光太郎 「ヒウザン会とパンの会」
...幾つにも仲間割れがして...
中里介山 「大菩薩峠」
...新撰組の一部が仲間割れがして御陵守(ごりょうもり)になる...
中里介山 「大菩薩峠」
...「番頭は?」「仲間割れがしたか――主人(あるじ)の總七が裏切る樣子でもあつたので手を廻したのかも解りません」「引續いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その四人が何にかわけがあって仲間割れをしたのだろう」「その生き残った首領はどんな凄い野郎でしょうね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仲間割れが始って谷中の五重の塔に移した」「――」「それが一度尾州の蔵屋敷に入って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...惡者同志の仲間割れらしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...仲間割れがしたそうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...第三十五章 仲間割れエイビスのお気に入り格言は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...聞かしてくれなくてもいいけどね――仲間割れでもしたと言った――?須永 いえ...
三好十郎 「冒した者」
...しまいには仲間割れがしてしまった...
柳田国男 「故郷七十年」
...もっとも今の政党は主義主張が合うても利害が違うと仲間割れするので...
夢野久作 「近世快人伝」
...事の中途で、仲間割れなど、よくある例である...
吉川英治 「三国志」
...こんな仲間割れの醜態を...
吉川英治 「三国志」
...従者どもの仲間割れも...
吉川英治 「私本太平記」
...仲間割れの因(もと)は』『時期のこともある』『時期とは』『すぐ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...もうケチな仲間割れをいいあっているひまはない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??