...お待合わせを約束の仲町(ちょう)を出た...
泉鏡花 「薄紅梅」
...「君は辰巳芸者のいる深川門前仲町の待合街を知っているかネ...
海野十三 「深夜の市長」
...みのるは仲町のある横丁から出て來た...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...侍姿に化けて三晩續け樣に土手から仲町へそそつたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それとも――」「仲町(なか)ですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...刷毛序(はけついで)に仲町(なか)を覗きたいくらゐのもので」「馬鹿なことを言へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...池之端仲町の伏見屋へ向くに任せていた...
林不忘 「あの顔」
...四谷見附や仲町あたりで待伏せするようなのも三人や五人ではなく...
久生十蘭 「予言」
...新仲町玉井組明治三十九年四月二日求之本品ハ請負業開業記念トシテ愛智時計店ヨリ買収セリ一金四円七拾銭也営業開始ハ二月十九日金五郎は...
火野葦平 「花と龍」
...静まりかえった新仲町を抜けた...
火野葦平 「花と龍」
...安斎の車は仲町へ曲った...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...名刺はこないだ仲町で拵(こしら)えさせたのがあるが...
森鴎外 「雁」
...仲町裏の池の端をはずれ掛かっている...
森鴎外 「雁」
...下谷(したや)池之端仲町の「近六」という...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...東仲町へ香和堂という店をもち...
山本周五郎 「さぶ」
...「あたしは半ちゃんの友達で仲町のおちづっていうもんだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...此処(ここ)は深川仲町の...
山本周五郎 「風流太平記」
...さあさ 踊ろよ踊り候え人の世は夏の夜もみじかに候(そろ)ぞほととぎすヤヨほととぎす啼く宵のまにさあさ 踊ろよ踊り候え廓の仲町の往来に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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