...彼女は旅館で仲居として働いている...
...仲居さんからお茶を出してもらった...
...仲居の方にタオルをお願いしましょう...
...仲居のおばさんが温泉に誘ってくれた...
...仲居の方に部屋の掃除をお願いした...
...そこの女将はもと大阪の播半(はりはん)の仲居をしていた人で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...仲居さんの着物借って帰ったらええ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...そして料理屋兼業の旅館Mの仲居さんだが...
種田山頭火 「其中日記」
...妾(めかけ)――仲居――などと楽書きしてあるのは...
徳田秋声 「黴」
...もう見えまする」間の山節の来る間を芸妓や仲居が取持っているのでありますが――お客様が待っているほどに取巻(とりまき)どもは気が進みません...
中里介山 「大菩薩峠」
...花魁(おいらん)と仲居(なかい)と遣手(やりて)と見番(けんばん)だけですから」と東風子は平気なものである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...主人は花魁という名をきいてちょっと苦(にが)い顔をしたが、仲居、遣手、見番という術語について明瞭の智識がなかったと見えてまず質問を呈出した...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...仲居を追っかけて出た...
火野葦平 「花と龍」
...仲居を促して出て行った...
火野葦平 「糞尿譚」
...それから他に旅館とがあって女給仲居が凡そ五十人もいた...
細井和喜蔵 「女給」
...」仲居はびつくりしてとめようとしたが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...」「御靈(ごりやう)さんの裏手のすきやき屋の仲居さんになつて居る...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...まず仲居といった風俗...
三好十郎 「斬られの仙太」
...祇園(ぎおん)の仲居のごとくであったと思う輩で話にならぬ...
柳田国男 「雪国の春」
...驚きの眼を瞠(みは)っている仲居や妓たちの間を...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...仲居の手は、自分を起すとみせ、実は、袂(たもと)を探(さぐ)っているのである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...仲居を呼ぼうとするらしかった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...江戸の女は、啖呵(たんか)は切るが、時勢には暗いな」「ええ、どうせ左様でございますよ」「京都の女なら、芸妓(げいこ)、仲居までが、攘夷(じょうい)とは、どんなものか...
吉川英治 「松のや露八」
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