...或高い岩鼻をまはる時など、仰ぎ見ると、西日に當つて七色を映ずる虹の錦の樣なおほ瀧だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...まるで夕闇に浅黄桜を仰ぎ見るような物寂しさに変っては...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...前面に仰ぎ見る富士の山はどこまで行っても同じことで...
高浜虚子 「富士登山」
...今夜はつく/″\中佐殿の雄姿も仰ぎ見ることを得た...
竹久夢二 「砂がき」
...山頂高く四方より仰ぎ見るべき喬木の幹を青銅の斧伐りて其葉地上に散る如し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...宛(さなが)ら山嶽(さんがく)を望むが如く唯茫然(ぼうぜん)としてこれを仰ぎ見るの傾きあるに反し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...第一に思出すのは茗荷谷(みょうがだに)の小径(こみち)から仰ぎ見る左右の崖で...
永井荷風 「日和下駄」
...久しうありて仰ぎ見るに...
樋口一葉 「あきあはせ」
...一人として大親分の顔を仰ぎ見るものもない...
久生十蘭 「魔都」
...明りと云へば頭上の夜空に微かな星明りを仰ぎ見るのみであつた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...なほ褪色ある春花を曇天の梢に仰ぎ見るやうなうら寂しさを感じるのである...
室生犀星 「忘春詩集」
...誰一人この光あふるる空間を仰ぎ見るものなし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...門を通して仰ぎ見る日はもう二度と帰ってこないのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...時々立佇(たちど)まって仰ぎ見ると...
夢野久作 「眼を開く」
...仰ぎ見ると、紺青の濃い空の色が、四方に立ち込んでゐる山々の頂きに垂れかゝつて、朝日は流れの向ふ側の、松山の一面を赤く照らしてゐる...
吉江喬松 「山岳美觀」
...桔梗が原の一端に立つて仰ぎ見る穗高の氣高さは...
吉江喬松 「山岳美觀」
...仰ぎ見る山の上の雲の輝きは何と云つてももう夏である...
若山牧水 「樹木とその葉」
...優れた人物と自任する彼女がなお仰ぎ見るに価する人格である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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