...」と仮色(こわいろ)のように云った...
泉鏡花 「婦系図」
...仮色(こわいろ)の真似をしてみた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...「性無作(しょうむさ)の仮色(けしき)が戒体でございます」という議論を立て...
中里介山 「法然行伝」
...しきりに仮色(こわいろ)を遣(つか)い出した...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...仮色(こわいろ)と同時に藤八拳(とうはちけん)も始まった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...自分はこの仮色を通して役者を知っていた...
夏目漱石 「明治座の所感を虚子君に問れて」
...その間にはちりんちりんと云う電話の仮色(こわいろ)も交った...
夏目漱石 「門」
...その人物が出て来るように仮色(こわいろ)を使うと云った癖に遣手や仲居の性格をよく解しておらんらしい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私(わたく)しが船頭の仮色(こわいろ)を使って...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自分はただその仮色(こわいろ)をつかつてるにすぎないのではあるまいかとさへ思はれた...
平出修 「計画」
...福澤が蝙蝠(かわほり)傘一本で如何(いか)に士族の仮色(こわいろ)を使うても...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...仮色(こはいろ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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