...ふたたび一文の渡しの仮橋から大島村を経て...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...渡良瀬川仮橋を渡って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...小さな仮橋がありますね...
田中貢太郎 「提灯」
...大きな丸太を針金で縛り合せた仮橋が生ま/\しく新しいのを見ると...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...葦(あし)やさま/″\の水草の茂(しげ)った入江の仮橋を渡って行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...流れの上に渡してある低い小さな仮橋から...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...それから仮橋の方を渡って宿に帰った...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...名取川の仮橋を渡りながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...なまじいあの仮橋で用が足りてるもんだから...
夏目漱石 「明暗」
...疲れた頭を夕風に吹かれようというのか、無頼漢(ならずもの)の親分は、出口の段々を登って低い屋根の上へ半分身体(からだ)を出して居りましたが、仮橋が見えると、何を考えたか、機械体操の要領で、サッと川蒸気の屋根の上へ飛乗りました...
野村胡堂 「悪人の娘」
...低い仮橋の橋桁の下へ入ると...
野村胡堂 「悪人の娘」
...本編は十七八年前厩橋がまだ仮橋であった時代に書いたものだが...
野村胡堂 「悪人の娘」
...仮橋を一足飛に、島へ登って、道々西洋人と小児(こども)の姿を見なかったかと聞き乍ら、金亀楼(きんきろう)の前から児(ちご)ヶ淵(ふち)の方へ、行こうとして、フト見ると、私等の前へ、道の無い所を右へ切れて、黒貂外套が藪を分けて行くのです...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...この仮橋もやっと昨日あたりから通れるようになったものと見えて...
原民喜 「廃墟から」
...自分の姿を仮橋の上に見ると待っていたように百遍もお辞儀をする...
吉川英治 「下頭橋由来」
...石神井川の仮橋は...
吉川英治 「下頭橋由来」
...また、半町ばかり、新しい仮橋は、位置が変った...
吉川英治 「下頭橋由来」
...仮橋の板を踏み鳴らして...
吉川英治 「下頭橋由来」
便利!手書き漢字入力検索