...家には令息が2人いる...
...彼は令息でありながら、自立心が強い...
...大学を卒業してからは、令息らしい生活ができるようになった...
...彼の父親は、一人っ子の令息だった...
...彼の将来の夢は、令息らしい落ち着いた暮らしをすることだ...
...令息武矩(たけのり)(三歳)はいかなる家族の手落からか...
芥川龍之介 「白」
...令息と呼ぶのは空々しい気がする...
芥川龍之介 「長江游記」
...本郷以来、春風秋雨幾十年は夢の間に過ぎ、鳥居先生は考古学の泰斗として外国にまでお名がひびき、ますます蘊蓄(うんちく)を深められつつあり、奥様もまた先生と同じ学問に志をたてられて、内助の功まことにお見事に、御令息御令嬢、一家をあげて同じ研究に精進せられているのはまことに驚異と申し上げねばなりません...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...これは江馬天江(てんこう)翁の令息であって...
高浜虚子 「子規居士と余」
...令息清蔵君が私と一緒に...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...音楽に堪能な令息恭雄(やすお)氏の話によると相当な批判力をもっていたそうである...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...「ご令息とお近づきになっても?」「メイソンさんに赤ん坊を連れてきなさいと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...太玄の令息として招かれても不思議ではありませんでした...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...令息を二人まで失われた調教授がお骨も顧みず傷者の間を立ち回っておられる...
永井隆 「長崎の鐘」
...後にその令息の一人秀雄氏と帝劇の関係で知り合いになってから渋沢一家が大菩薩峠の熱心な愛読者であるということを聞いていた...
中里介山 「生前身後の事」
...T氏の令息との友情と共に忘れ難いものゝ隨一である...
濱田耕作 「温泉雜記」
...大阪の肥田増雄氏令息と一緒に来訪...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...恩人の令息岡留肇の三人が赤痢にかかり...
武者金吉 「地震なまず」
...松田君は令息道一君と共に湯島三組町の家に住し居られ候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...すでにもう世に出てよい年頃の令息を一人...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その後裔(こうえい)に当る黒田藩士梅津源蔵正武氏(正利氏令息で隠居して一朗といった)と...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...令息は仏語が出来るのであるけれど毎日早くから工場(こうぢやう)へ出て行(ゆ)くので話す機会が無かつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...令息を伴(つ)れて良人(をつと)の友人である倫敦(ロンドン)の今の良人(をつと)の許(もと)に頼つて来た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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