...家には令息が2人いる...
...彼は令息でありながら、自立心が強い...
...大学を卒業してからは、令息らしい生活ができるようになった...
...彼の父親は、一人っ子の令息だった...
...彼の将来の夢は、令息らしい落ち着いた暮らしをすることだ...
...栖鳳氏も九江(キュウキャン)に下船の上、廬山(ろざん)に登る事になっていたから、私は令息、――どうも可笑しい...
芥川龍之介 「長江游記」
...令息と呼ぶのは空々しい気がする...
芥川龍之介 「長江游記」
...大久保伯の令息の一人は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...本郷以来、春風秋雨幾十年は夢の間に過ぎ、鳥居先生は考古学の泰斗として外国にまでお名がひびき、ますます蘊蓄(うんちく)を深められつつあり、奥様もまた先生と同じ学問に志をたてられて、内助の功まことにお見事に、御令息御令嬢、一家をあげて同じ研究に精進せられているのはまことに驚異と申し上げねばなりません...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...これは江馬天江(てんこう)翁の令息であって...
高浜虚子 「子規居士と余」
...音楽に堪能な令息恭雄(やすお)氏の話によると相当な批判力をもっていたそうである...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...第一に目につきましたのが一月一日の新聞『棚橋絢子刀自と令息一郎翁』といふ見出しの記事で百一歳の棚橋先生と七十九歳の御令息一郎先生との御寫眞が出て居ります...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...文の大要は『私共は貴下の令息の高遠なる理想に共鳴するものであります...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...「ご令息とお近づきになっても?」「メイソンさんに赤ん坊を連れてきなさいと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...されば守るにその人なき家の内何となく物淋しく先生独り令息俊郎(としお)和郎(かずお)の両君と静に小鳥を飼ひて娯(たのし)みとせられしさまいかにも文学者らしく見えて一際(ひときわ)われをして景仰(けいこう)の念を深からしめしなり...
永井荷風 「書かでもの記」
...秋元子爵の令息をよく知つてること...
萩原朔太郎 「夏帽子」
...北白川の下宿に訪ねて来た人で忘れられないのは三土興三――忠造氏の令息――である...
三木清 「読書遍歴」
...恩人の令息岡留肇の三人が赤痢にかかり...
武者金吉 「地震なまず」
...あるとき幼い令息が...
山本笑月 「明治世相百話」
...(柴藤精蔵氏談)◇翁の門下の催能にワキをつとめた人は筆者の祖父灌園以外に船津権平氏兄弟及その令息の権平氏が居た...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...御令息の唖川歌夫君の事についてです」「黙れっ……黙れっ……吾輩の家庭の内事は吾輩が決定する...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...重役の令息の新夫人に脅迫状を送る……なぞいうのがいくらも暗(やみ)から暗(やみ)へ葬られている...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...令息を伴(つ)れて良人(をつと)の友人である倫敦(ロンドン)の今の良人(をつと)の許(もと)に頼つて来た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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