...彼こそは正しく「無縁の衆生」の代表的なものである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...「音の恐怖」の代表的なものでは...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...しかし代表的な別離をいう日本語が...
田中英光 「さようなら」
...こういう代表的なアカデミックな仕事ですらも審査員の眼界があまりに狭くてその部門のその問題の他の方面にまで眼が行届かないような場合には...
寺田寅彦 「学位について」
...人々は最も代表的なものとして...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...運動なるものが弁証法の代表的な場合であることは...
戸坂潤 「科学論」
...それが技術的範疇の最も代表的なものだという点に横たわる...
戸坂潤 「技術の哲学」
...この「シトッフ」がまず今の場合の代表的な物質概念だと云うことが出来よう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之が当時の封建的残存物・絶対王権・カトリック教権の打倒を要求した近代ブルジョアジーの最も代表的な政治的イデオロギーであったことは云うまでもないが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...だから皆兵国民の代表的なものだということになる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...これが地球の形の代表的なものである...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...『棠蔭(とういん)比事』などはその代表的なものだが...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...天命に委せるよりは仕方はない……」(「侏儒の言葉」)彼の後期の代表的な藝術論である「文藝的な餘りに文藝的な」は...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...しかもこの道を徹した点で「びん型」は代表的な仕事を遺したのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...中でも「建武記」に誌(しる)されている建武元年夏八月の“二条河原落書”などはその代表的なものといえようか...
吉川英治 「私本太平記」
...能楽が今でも日本文化の一つの代表的な産物として世界に提供し得られるものであるとすれば...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...代表的なものとして何晏の「集解」と朱子の「集註」とをあげ...
和辻哲郎 「孔子」
...以上は民衆の一揆の代表的な例であるが...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索