...それはおそらく他の多くの門下生の各自の偽らぬ心持ちを代表するものとして了解しゆるしてもらわれるべきだと思う...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...すなわち人民の実情実利を代表するあたわず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...又新しい時代精神を代表する自然科学者達から無視されたり嘲笑されたりさえしたことを茲に改めて述べる必要はないであろう...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...それであるから世界空間は自然科学的世界を最も精密に代表する表現でなければならない...
戸坂潤 「科学方法論」
...ブルジョア新聞が農民の利害を代表するとか労働者の利害を代表するとか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...議会に於ける多数が自分達の世論を代表するものだとは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...之を代表する上部の活動分子が偶々歪められた形のイデオロギーと活動とを取ったのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...平均的な(政治的知能に於ても平均的な)中間層の利害を代表するかのように...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...アンドレ・ジィドの精神の一部を代表するものではあっても...
豊島与志雄 「長篇小説私見」
...各部分を代表する円の半径を...
中谷宇吉郎 「茶碗の曲線」
...ことに女の利害を代表する岡本の方は...
夏目漱石 「明暗」
...質料と他者性とを代表する形象を切棄てることによつて...
波多野精一 「時と永遠」
...客體面において自己性と他者性との兩契機を代表する二つの領域が區別されつつ併び存し...
波多野精一 「時と永遠」
...客體面において自己性と他者性とを代表する二種類の形象乃至領域の間の聯關が存在する間は...
波多野精一 「時と永遠」
...他面――むしろ決定的に――全国「草莽(そうもう)義徒」の組織された圧力を代表することができたからである...
服部之総 「志士と経済」
...紐育の邦人会は外交官や銀行関係を代表する一派と...
久生十蘭 「復活祭」
...壺と云えば朝鮮の陶器を代表する...
柳宗悦 「工藝の道」
...真に全日本人の生活意志を代表するに足る優良な新人才の手に託そうとするであろうか...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
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