...彼等は成程一時代を代表するに足るものであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...金は労力を代表するものでありますから...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...この漢字は各々一字ずつの仮名を代表するものでなければならない...
江戸川乱歩 「黒手組」
...勞働階級の利益を代表することをさとつてゐた...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...挟箱(はさみばこ)や鳥毛の槍(やり)を押し立てて舞踊しながら練り歩く百年前の姿をした「サムライ日本」の行進のために「モダーン日本」の自由主義を代表する自動車の流れが堰(せ)き留められてしまったのである...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...又新しい時代精神を代表する自然科学者達から無視されたり嘲笑されたりさえしたことを茲に改めて述べる必要はないであろう...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...思想を代表する機関としての所謂総合雑誌や評論雑誌は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...例えば西田幾多郎博士は現代の思潮によせてベルグソンなどが主観主義を代表するに反してマルクス主義は客観主義を代表すると考え...
戸坂潤 「思想としての文学」
...なる程文学史乃至は広く文化史の上に於てロマンティシズムと呼ばれた運動を最も特徴的に代表するものはドイツ・ロマンティクであり...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そしてそこから将官や佐官の「軍人」が「国民」を代表する...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そして一方を代表するワシントンと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...詩は猶それを代表することは出来なく...
中原中也 「詩と其の伝統」
...向うを代表するものは誰もいなかった...
夏目漱石 「明暗」
...ドイツの最も新しい傾向を代表する人だ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...客體面において自己性と他者性とを代表する二種類の形象乃至領域の間の聯關が存在する間は...
波多野精一 「時と永遠」
...これも明治の歌を代表するものの一つで...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...落付いて考えて見ると或る国民を代表する程の文学者は...
宮本百合子 「芸術家と国語」
...この新しい時代を代表するものは...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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