...心臓部附近に小さい赤電球と青電球とがチカチカと代り番に点滅し...
海野十三 「人造人間事件」
...吉ちゃんと、秀ちゃんと、代り番こに、指の先から血が出る程、長い間土を掘りました...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...僕と劉君が代り番こに起きているから大丈夫だ...
林不忘 「安重根」
...代り番こに湯と床屋にやった...
徳田秋声 「新世帯」
...代り番こに留守居をして本館の湯に出かけ...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...当然村人が代り番にそのおつとめをすることになっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人で代り番こに本の目録を作るためタイプライターをうった...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...「たいへんな女だよ、先生」秋葉エンジは朴訥(ぼくとつ)な顔にうすら笑いをうかべながら云った、「なげえことしょうばいをした躯だから、留さん一人じゃあ保(も)たねえって、通船の者をだれかれなしに引張り込むだよ、代り番こだ、船が篠咲に着くたんびに、誰か一人がおりてゆく、そして船が徳行から戻って来ると、そいつが船へ乗って、代りの者がおりてゆくだ」私がためらいながら訊くと、秋葉エンジは素朴な、そしていくらか虚無的な笑いをうかべた...
山本周五郎 「青べか物語」
...「――現に三十六号船の者が代り番こにおりるだし...
山本周五郎 「青べか物語」
...「たいへんな女だよ、先生」秋葉エンジは朴訥(ぼくとつ)な顔にうすら笑いをうかべながら云った、「なげえことしょうばいをした躯(からだ)だから、留さん一人じゃあ保(も)たねえって、通船の者をだれかれなしに引張り込むだよ、代り番こだ、船が篠咲に着くたんびに、誰(だれ)か一人がおりてゆく、そして船が徳行(とくぎょう)から戻(もど)って来ると、そいつが船へ乗って、代りの者がおりてゆくだ」私がためらいながら訊くと、秋葉エンジは素朴な、そしていくらか虚無的な笑いをうかべた...
山本周五郎 「青べか物語」
...「――現に三十六号船の者が代り番こにおりるだし...
山本周五郎 「青べか物語」
...その周囲(まわり)には四人の家来が代り番に寝ずの番をしておりました...
夢野久作 「白髪小僧」
...あいさつが承りたい』代り番こに...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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