...代々の天皇が續き...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...生れ落ちたこの山奥が自分たちの親代々の故郷とのんきに合点して...
太宰治 「新釈諸国噺」
...もしや若さまのお召しものの切れはしではございませんでしょうかしら?」竜胆寺家代々の定紋...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...先祖代々の肖像がならべてあるが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「嫁入り支度」
...われわれは先祖代々の宗教を守っているのに...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...代々裁判官や役人をしていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...代々道場を持って...
中里介山 「大菩薩峠」
...伊賀屋源六は芝口で代々の質屋だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...代々の貫主が枢機にあずかっていた...
久生十蘭 「新西遊記」
...非人の話をするには、どうしても小屋の説明をしなければならないが、江戸には非人頭が四箇所に在つて、淺草の善七、品川の松右衞門、深山の善三郎、代々木の久兵衞、この四人の者が支配することになつてゐる...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...彦根藩の代々木邸に移った...
森鴎外 「安井夫人」
...いつの世からともなく代々の児童が...
柳田國男 「日本の伝説」
...和泉は代々八百五十石の城代家老である...
山本周五郎 「いさましい話」
...彼女たちは代々そういい伝え...
山本周五郎 「似而非物語」
...彼等は先祖代々、本能的に天朝様を拝み、太陽に手を合わせ、親孝行を知り、老人を尊敬し、子供を愛し、土をなつかしみ、倹約をして天然に安んずるのだ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...先祖代々の堂上方の気風を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...時代々々を劃してしまふが...
吉川英治 「折々の記」
...代々(だいだい)武田家(たけだけ)より社領(しゃりょう)のご寄進(きしん)もあったこの山のことゆえ...
吉川英治 「神州天馬侠」
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