...代々御家に御伝えになっていらっしゃる...
芥川龍之介 「邪宗門」
...先祖代々の家業の方も...
犬田卯 「荒蕪地」
...「お父アんの家です――先祖代々がここに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ストーク・モランのロイロットが代々の地所に戻ってきたと村人が喜ぶにもかかわらず...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...此家は代々笙の家でありまして...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...そして爾後切支丹の根絶やしは徳川家代々の方針となつた...
長與善郎 「青銅の基督」
...じらい桜井家には代々女児しか生まれない...
服部之総 「加波山」
...代々幡の国際アパートの前の道で撮る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...雪太郎の叔母が仁王門の裏で代々の休み茶屋を営んでゐる...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...橙は代々に通わして子々孫々連綿と継承相続し何代も何代も続く家の長久を表象させたものである...
牧野富太郎 「植物記」
...その農場を先祖代々のやり方に倣って経営し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...渋江家は代々学医であったから...
森鴎外 「渋江抽斎」
...わたしの家は親子代々有名で模範的であったのだ*...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「みどうの家は、百三十余年、武田家再興のために、代々、肝胆をくだいて来た、ここに集まった者もみな、そのことのために、すべてを耐え忍んで来た、みんなは、お祖母さまのとき、その機会があったのを、知っておいでだろう、お祖母さまの見込みがちがって、慶安の事は失敗した、こんどは二度めだというばかりでなく、お祖母さまのときとは、比べようもないほど、手を尽し、法を尽してきた、それはみんなも、この権之丞から、聞いたと思う」こう云いながら、登世は、舞台のすぐ下にいる、部将すがたの男を、指さした...
山本周五郎 「山彦乙女」
...代々の秘法で一子相伝...
山本笑月 「明治世相百話」
...「貴公のような勇士を――とりわけ父祖代々...
吉川英治 「新書太閤記」
...江戸郊外の代々木荘(よよぎそう)へ急いでいった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...仏蘭西(フランス)国家に代々伝わった秘密である以上...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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