...家代々の宿敵に対する恨みを胸に抱いていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...父(ちち)は安藝淵眞佐臣(あきぶちまさをみ)……代々(だいだい)この国(くに)の司(つかさ)を承(うけたまわ)って居(お)りました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...代々大教正の本寺となり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...千葉氏代々の城址にして...
大町桂月 「千葉夜行記」
...或夜父の家を出づれば夜は悲し代々木の原の上に涯しなく高く闇は佇み...
千家元麿 「自分は見た」
...この人は代々武勇にすぐれた祖先からの遺伝で...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...父祖代々の武名に傷がつくことをいかにして防ぎ得られよう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...代々田舎の惣庄屋をして居て...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...代々善根を積まず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...じらい桜井家には代々女児しか生まれない...
服部之総 「加波山」
...ロシアの宮廷は代々迷信家の巣で...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...そういう――代々下積みにいるものの観念が自らを納得させたのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...九)昨夜は代々木の「ヒ」の家に泊った...
山本周五郎 「青べか日記」
...「ほんに代々お登女さまっていったっけよ」道は村へはいった...
山本周五郎 「似而非物語」
...自分と同性の先祖代々の...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...祖先代々より遺伝し来りたる無量の記憶と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...特に、行って見るほどな史蹟は伊勢に求められないが、清盛の父忠盛は、伊勢の国産品村(うぶしなむら)の出生といわれているし、祖父正盛も、その先の維衡(これひら)も、代々、伊勢守であった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...先祖代々が命より大事にして固守し來つた山林田畑を自分等の代になつて賣拂つて...
若山牧水 「古い村」
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