...切って考える癖が付くと...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...軍服に一種の標が付くのです...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...一寸した創(きず)が付くとかしますと...
太宰治 「女の決闘」
...群馬栃木兩縣の縣會議員で氣の付くものが寄合して...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...こういう問題にとり付く一番平易な方法は...
中谷宇吉郎 「雪」
...要するにこういう問題はなかなかそう簡単には片付くものではないことを了解してもらえればよいのである...
中谷宇吉郎 「雪」
...それを助けては」後ろから縋(すが)り付くお小夜を蹴返(けかへ)して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心配するなってことよ」門口(かどぐち)まで送って出たお常の首っ玉にギュッと齧(かじ)り付くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ところで、死骸の傷は斜め横に真一文字に付いてると言ったね」「そうですよ」「鎌鼬(かまいたち)なら、銭形に付くか、筋か骨に沿って曲った傷が付くから、やはり人が切ったに間違いはないね、――ところで、切口の肉は、どんな工合になっているんだ」「それが可怪(おか)しいんだよ、親分、恐ろしく反(そ)って、何かこう鉞(まさかり)ででも割いたような工合だ」「斧(おの)や鉞で、喉(のど)を割く奴はあるまい、峰の高い刃物――たぶん合せ剃刀(かみそり)かな」「えッ」合せ剃刀と睨んだのは慧眼(けいがん)ですが、それにしても下手人はますますわからなくなるばかりです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今までもちよく/\そんな事をやつて居たに違えねえ」「へエ――」「曉方歸つて來て、梅吉と代らうとして、氣が付くと、錠がおりてゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こんな邸(やしき)へ寄り付くこっちゃ無い...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...絶対にばれない方法を考え付く...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...久しく寐付く事が出来なかつた...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...ホトキまたはホトケというものがあるので説明が付く...
柳田國男 「和州地名談」
...言葉には尾鰭(おひれ)が付くものだ...
山本周五郎 「はたし状」
...谷山家の秘密に気付くものは絶対に出ない見込である……だからその事に就ては...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...その中(うち)に気が付くと一人の女中が板の間に這入って来て...
夢野久作 「斬られたさに」
...どうぞ印度のお紅茶を一つ……実はあなたに御相談したいことがありますの」「この上に落付く必要はないです...
夢野久作 「冥土行進曲」
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