...直ぐ氣の付く所で有る...
石川啄木 「所謂今度の事」
...口が乾いて舌が上顎に貼り付く...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...落ち付くべき処に落ちついた所以である...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...この範疇そのものに範疇という名が付くのである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...飛付くこともならず涙一杯溜めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――さすがに笹野の旦那は氣が付くぜ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「宵のうちなら氣が付く筈ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...飛付く手は無いものでせうか」「大枝に綱をかけて縁側から飛付くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人殺しの疑ひが自分の方へ來まいものでもあるまいと感付くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんな仕組みを考え付く頭脳の持ち主なら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...気が付くと、低声にドロシイの名を呼び続けていました...
牧逸馬 「双面獣」
...敏感なる讀者は直ぐに氣が付くに違ひ無い...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...なにかほかに一と皿付く...
山本周五郎 「花も刀も」
...つまり一般の景気が落ち付くと同時に生活に多少の余裕が出来た...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...志免以下の連中が気付く筈はありません...
夢野久作 「暗黒公使」
...汽鑵(かま)へブチ込んでくれるから……いくらか正気付くだろう」と云ってやったら事務長の奴...
夢野久作 「焦点を合せる」
...そう気が付くと同時に私は一瞬間色々な想像を頭の中で急転さしたが...
夢野久作 「冥土行進曲」
......
夢野久作 「猟奇歌」
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