...気が付くと、同車の人々は手廻りの物などを片付けてゐる...
石川啄木 「札幌」
...快楽とか苦痛とか名の付くようなものでなく...
寺田寅彦 「イタリア人」
......
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...飛付くこともならず涙一杯溜めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...竈(へっつい)や仏壇に金を隠すなら誰でも気が付くが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんな型が付く道理はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今までもちよく/\そんな事をやつて居たに違えねえ」「へエ――」「曉方歸つて來て、梅吉と代らうとして、氣が付くと、錠がおりてゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わけもなく傷が付く――いや待てよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺も後から追ひ付くから」「へエ――」隣の部屋から平次に聲を掛けられると一も二もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十手捕繩を返上しても追つ付くめえよ」「――」「それとも八五郎親分のことだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ボンヤリした処でも外国交際法と云(い)うことに気の付くは当然(あたりまえ)の話であろう...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...赤くなって間誤付くこともあるだろうと思いつつ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...心付くことが多いであろう...
柳田国男 「年中行事覚書」
...それを比べて見れば必ず新たに心付くことがあろうと思うが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...一人の男と女が結び付くということは...
山本周五郎 「初蕾」
...到る処の町々の眼に付く建物は大抵記憶しているつもりであるが...
夢野久作 「暗黒公使」
...妾の横頬にジリジリと焦げ付くくらい深刻なのよ」「ヘエッ...
夢野久作 「二重心臓」
...しばらくドキ付く心臓を静めていたが...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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