...いくらか余裕のある心持ちで考えてみようとする落ち付きを持つことができた...
伊藤野枝 「転機」
...課長はそれと気付き...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...推して頭取に相頼み候に付き...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...少しもう色付きかかった紅葉の枝に雀が一羽止ってしきりに羽根を繕っている...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...かくも如上の事に付き二人互に陳じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...然しこゝは正札付きにはあらずセリ売なれば初心の人には適せず...
永井荷風 「古本評判記」
......
夏目漱石 「創作家の態度」
...振え付きたいは少々言い過ぎたのかも知れない...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...一番小さい小僧に持出さしたのは思ひ付きですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...左右から飛付きました...
野村胡堂 「礫心中」
...三階正面の奈々子の部屋の扉に飛付きました...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...幻影(まぼろし)でも見ているひとのような自信のない眼付きで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ふと傍(かたわ)らに一青年のあるに心付き...
福田英子 「妾の半生涯」
...札に平石権現と彫り付け牡蠣(かき)の殻も付きたり...
南方熊楠 「十二支考」
...陽子は落付きを失った...
宮本百合子 「明るい海浜」
...隈なき落付きというような感情を彼女に抱かせる...
宮本百合子 「毛の指環」
......
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...最早疾(とっ)くにお気付きになっているであろう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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