...彼等の芸術から根本的の落付きを奪つてゐると云はれても...
阿部次郎 「帰来」
...あなた自身があの婦人に変な気持を起こして付きまとい始めたからです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...親の老いたことに気が付き...
中島敦 「弟子」
...相手の顔から些(いささか)の好色的な影も逃すまじとの鋭い其の癖如才無い眼付きで...
西尾正 「陳情書」
...この男は生れ付きの善人で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八」ガラッ八が招き猫のような手付きをしているのを見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...白紙の手紙の思ひ付きの異常さに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わたくし共の船ばかりでないのに気が付きました...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...大きな張り出し付き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...茶がかっていて大分落付きます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それを犯せば虫が付き雑草が茂り風が吹き...
柳田国男 「年中行事覚書」
...その他、朝湯に行くらしい男のスタイルを見ると、頭の恰好、着物の着こなし、言葉付き、黒もじのくわえぶりに到るまで、非常に平凡化しているのは事実である...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...ホンの一部分でも校長先生にお察しが付きましたならば...
夢野久作 「少女地獄」
...その顔付きは罪人に対する法官のように屹(きっ)となった...
夢野久作 「暗黒公使」
...腹が減って眼が眩(くら)みそうなんだよ」「……まあ……気付きませんで……御酒(ごしゅ)はいかが様で……」「サア...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...眼付き風付(ふうつ)き何やらおかしい...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...親父付きの娘でございますぜ」「たわけめ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...色白な張三の肉付きに見較(くら)べられては...
吉川英治 「新・水滸伝」
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