...「他郷に出る」(たきょうにでる):故郷以外の土地へ出ること...
...「他郷の土産」(たきょうのみやげ):自分が住んでいる地域以外で購入したお土産...
...「他郷の空気」(たきょうのくうき):自分が住んでいる地域と違った、異なる場所の気候や雰囲気...
...「他郷出身の人」(たきょうしゅっしんのひと):出身地が自分が住んでいる地域と異なる人...
...「他郷の風習」(たきょうのふうしゅう):自分が住んでいる地域以外での独自の文化や習慣...
...それを他郷の男の眼に見られたら...
江見水蔭 「壁の眼の怪」
...怒りを知ること他郷の者より少い性情であることを説きだした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...六十戸のうち昨年中に他郷へ移住したものが九戸もあって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その他郷のほうが...
太宰治 「人間失格」
...羅は他郷でのたれ死をするのが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...始めての他郷の空で...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...丁度、生れた所に半分、他郷に半分、という訳である...
直木三十五 「大阪を歩く」
...されば始めて逢う他郷の暮春と初夏との風景は...
永井荷風 「十六、七のころ」
...「他郷者(よそもの)」で気心が知れないからであるが...
中村地平 「南方郵信」
...ゆき子には他郷を歩いてゐるやうな気がした...
林芙美子 「浮雲」
...他郷から入りこんだ者はかならず命を奪うことになっている...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...旅費なしには一日か二日も他郷へ出かける無謀な勇気を彼れは持っていなかった...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...他郷ながら相応の親しみがある...
柳田国男 「峠に関する二、三の考察」
...遠く他郷へ出ていることから疎遠になっているのも...
横光利一 「旅愁」
...いかにそれらの“他郷の他人”で――そして勇豪な――九州人を心服せしめうるか...
吉川英治 「私本太平記」
...なにも他郷をさまよう必要はあるまい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...他郷(よそ)へ行くのはうれしいかどうか問うた...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
...恍(こう)として他郷の深山麋熊の林中にあるを忘(わす)る...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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