...僕は他見を許さぬ日記をつけてゐる時さへ...
芥川龍之介 「僻見」
...」]私はどうして他見(よそみ)をする必要があろう...
有島武郎 「フランセスの顔」
...他見(わきみ)をしちゃいけません...
中里介山 「大菩薩峠」
...但し源空が生きている間は秘密にして置いて他見せしめないように...
中里介山 「法然行伝」
...二の三廻れ 行列他見(よそみ)をせずにさつさ 振れ振れ一...
野口雨情 「未刊童謡」
...他見(わきみ)もしなきゃア...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上書は跡取りの倅の名前――荘太郎殿――他見無用と断ってあったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上書は跡取りの伜の名前――莊太郎殿――他見無用と斷つてあつたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...バラバラの美しい団扇か楯により他見えなかつた...
牧野信一 「鱗雲」
...聊他見他言仕間敷候事...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その他見る者聞くもの何一ツとして...
夢野久作 「白髪小僧」
...他見をおそれていらつしやるものですから...
吉川英治 「折々の記」
...さもしげな他見(よそみ)もしない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ほかの者には一切他見ご無用です...
吉川英治 「新・水滸伝」
...二人とも控えぬか」「はっ……」「他見(わきみ)すな! 道ぐさすな!」「はいっ」「轍(わだち)にかかる石...
吉川英治 「親鸞」
...そんな他見(よそみ)などは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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