...逆比例の関係にある二つの物質は、一方の量が多くなると他方の量は少なくなる...
...逆比例のグラフでは、一方が右上がりになると他方は左下がりになる...
...彼の意見は私たちとは「他方」と異なっている...
...政治やビジネスにおいて、一方が支配的な立場にあり、他方は非常に弱い立場にあることを指す...
...けれども他方では...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...『現今使用しておる指紋法を日本で発見するに至った事情を説明すると、明治十一年ごろ(西暦一八七八年)、東京の築地病院にきておった英国の医者ヘンリー・フォールズという人が、そのころ発掘せられた日本の石器時代の土器に指紋の跡がついていることを観察し、他方、日本において昔から爪印、拇役、手形というように手指の印章を証文に押しておることから大いに興味を抱き、いろいろと研究した結果、これを個人識別に応用しようと考えて、英国の科学雑誌「ネーチュア」に投稿したのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...他方いかなる仕方で認識せられるかを...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...一方においてはある額の貯蓄と他方においてはある額の新資本とを与えられたとすれば...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...他方では天然の山水の姿を身辺に招致しようとする...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...他方ではまたアメリカン・レビュー的連句の開拓も展望される...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...之に反して他方の階級のイデオロギーに立てば真理は――主観的利害の意識などに妨げられて――蔽い匿されて了う...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...良心とは他方に於て確実さ――Gewissen――を意味する...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...他方に於て知能技術の使い道がなくなったということは...
戸坂潤 「技術の哲学」
...さて私は空間が一方に於て存在の存在論的範疇であり他方に於て又直観であることから...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...エルンストは目的の丘の頂へは他方の道の方が早く着けると言い出した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかも他方において...
波多野精一 「時と永遠」
...他方は加法で増加する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...他方において、労働者の時間の大部分が食物の獲得のために占められるならば、勤労の習慣が必然的に生み出され、残余の時間はそれによって購買し得る貨物に比べればほんのわずかなものであるが、滅多に浪費されることはない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...他方客體的に自己を存在に於て實現する...
三木清 「歴史哲學」
...他方生産物は四四〇に...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...――他方彼らはその購買に投ずべき附加額を有っているのであるから...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...佐久間その他の大身たちが他方から抑えて...
和辻哲郎 「鎖国」
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