...逆比例の関係にある二つの物質は、一方の量が多くなると他方の量は少なくなる...
...逆比例のグラフでは、一方が右上がりになると他方は左下がりになる...
...彼の意見は私たちとは「他方」と異なっている...
...政治やビジネスにおいて、一方が支配的な立場にあり、他方は非常に弱い立場にあることを指す...
...他方(たほう)は自分達(じぶんたち)の仲間(なかま)に親(した)しき人(ひと)を一人(ひとり)迎(むか)えるのでございますから...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...3.一方では筋肉に他方では骨膜に合成してゐる腱によつて筋肉は骨に結びつけられてゐる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...場合によっては一方が独奏で他方は伴奏のような感じを与えるものさえもないではない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...他方には巨木の林立した...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...他方に流寓(りゅうぐう)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...尤もすでに先程述べた通り、ブルジョア社会科学の方法は、それ自身甚だ分裂したものだったから、ブルジョア社会科学一般の方法というものは、具体的には掴み難いのが事実であるが、併し他方に於て、マルクス主義的社会科学の方法は、殆んど一義的に一致したコースを踏んで発達して来ているので、之に対比して、之と根本的に対立する所以に従って之を一纏めにすることによって、間接にこのブルジョア社会科学の一般的な方法を浮き上らせることが出来るのである...
戸坂潤 「科学論」
...この物騒な大アジア主義は併し他方に於て極めて義侠的な道徳と...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...社会層というものは他方社会身分という意味を持つようになり...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...処で他方、カントの構成主義は、模写説の無条件な排撃であるが、普通、新カント主義者達は、そう解釈しようとするが、併しそう決めて了うためには、物自体の観念を抹殺して了わなければならぬ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...他方からは暗黒がはいってきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...他方のプロシア軍をトングル方面にしりぞけ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは一方より觀れば觀想の性格を擔つて文化的生の本質的傾向の貫徹を志し、しかも他方、自然的生への復歸を遂げることによつて同じ生を崩壞より救ひ、それに根源への復歸と實在的基礎とを確保する...
波多野精一 「時と永遠」
...いずれか一方の存在は他方の存在に重く影響を及ぼす...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...他方にこの犠牲があった...
本庄陸男 「石狩川」
...他方おそらく新競争者は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして他方では兩者の同等がしかし絶對的な同一でないといふことを意味してゐる...
三木清 「認識論」
...頭は他方の手でささえて...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
...他方に為政(いせい)...
和辻哲郎 「孔子」
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