...あんた方も他所事と思わず...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...村にふえてゆく廃家の運命は決して他所事ではありません...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...四 大雪山の第三夜昨日は他所事と思いしに...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...善きも悪しきも他所事(よそごと)とは思われず...
太宰治 「八十八夜」
...しばらくの間は全く他所事(よそごと)のように何の興味も感じなかったので...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...他所事(よそごと)ながら...
徳田秋声 「花が咲く」
...下町育ちで解りが早いから」鐵馬はそんな事を言つて他所事(よそごと)のやうにニヤニヤするのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下町育ちで解りが早いから」鉄馬はそんな事を言って他所事(よそごと)のようにニヤニヤするのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...船長が他所事(よそごと)のようにネービー・カットの煙を吹いた...
夢野久作 「難船小僧」
...或る日思いがけなく人間の歯の痕跡(あと)の付いた象牙の骰子(さい)の半分割れが出て参りました」「歯型の付いた骰子の片割れ……ふうむ」「さようで……それを見ますと私は他所事ながらドキドキ致しました...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...千丈の堤も蟻(あり)の一穴(いっけつ)から……他所事(よそごと)では御座らぬわい...
夢野久作 「名君忠之」
...何でこれが他所事(よそごと)に見ておられましょうか...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??