...念仏門に通っている人は他宗派の人と比べて心が穏やかになると言われています...
...会場にはその宗の信徒と他宗よりの来観者はその席をわかち...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...それにお互に他宗だからどうのこうのというような...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...他宗を皆悉く滅してしまふと云ふ運動を起した...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...祭祀その他宗教的儀式と連関していろいろの巫術(ふじゅつ)魔術といったようなものも民族の統治者の主権のもとに行なわれてそれが政治の重要な項目の一つになっていたように思われる...
寺田寅彦 「自由画稿」
...他宗の者から聴かされた智恵が...
中里介山 「法然行伝」
...天台は固(もと)よりのこと他宗の総てに亙(わた)って一代の宗となる程の学力を有していた...
中里介山 「法然行伝」
...終りに宗祖その人の人格について見ても、かの日蓮上人が意気冲天(ちゅうてん)、他宗を罵倒し、北条氏を目して、小島の主らが云々と壮語せしに比べて、吉水一門の奇禍に連(つらな)り北国の隅に流されながら、もし我(われ)配所に赴かずんば何によりてか辺鄙の群類を化せんといって、法を見て人を見なかった親鸞上人の人格は頗る趣を異にしたものといわねばならぬ...
西田幾多郎 「愚禿親鸞」
...そこで他宗に於けるが如く分明に傳統を辿るのは甚困難であるからである...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...而して此等の僧侶が他宗に於けるが如く羽州に入るに越後よりせずして...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...正に事件の計画や実行された対象である他宗派の人々(国教徒や清教徒やユグノー)に対して...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あえて他宗の人を殺したることなくまた殺されたることもなきは...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...蓋し他宗の人は兎角世間に輕侮せられて軍人の心を收るに足らざればなり...
福沢諭吉 「帝室論」
...他宗との結婚は許されないのであるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...他宗に聞かれちゃ困るようなことを...
横光利一 「旅愁」
...他宗とよび合っているが...
吉川英治 「新書太閤記」
...呪詛(じゅそ)する側(がわ)の他宗の僧は...
吉川英治 「親鸞」
...彼の大を知る反対側の他宗において...
吉川英治 「親鸞」
...今後他宗を論難攻撃しないと誓った書附を差出して貰いたい...
和辻哲郎 「鎖国」
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