...「他人様のことはよそう...
...「他人様に迷惑をかけるなんて失礼だよ...
...「彼女は他人様に対する思いやりがある...
...「自分のことばかり考えず、他人様のことも気にかけるようにしよう...
...「他人様には敬意を払って接しましょう...
...「わたしは泣き言(ごと)をいって他人様(ひとさま)にも泣いていただこうなんて...
有島武郎 「或る女」
...何だか半分云つてあと半分ひつこめるやうですけれどかうやつてかいてゐるうちにも自分のことに思ひ至りますと決して他人様(ひとさま)に対して口幅つたいことは云へなくなりますからお許し下さい...
伊藤野枝 「九州より」
...藤原家所有のこれ等の品物が他人様の手に渡ってしまっては...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...自分の児を他人様の児として眺めている気にはなれなくなりました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...お母様似だと他人様(ひとさま)は仰しゃる...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...もう他人様の金には一ドルだって手をつけない...
オー・ヘンリ O. Henry 大久保ゆう訳 「罪と覚悟」
...他人様(ひとさま)の土蔵を開(あ)けさす事位は何とも思つて居(を)らない...
薄田泣菫 「茶話」
...「第一私は他人様のやうに余りたんと食べません...
薄田泣菫 「茶話」
...皆他人様の力によって行けるではないか」と...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...これはお他人様(ひとさま)のお宝なのよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...お他人様のお宝には違いありませんけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...その割に合わぬ声を不作法に他人様の御聞(おきき)に入れて何らの理由もないのに罪もない鼓膜(こまく)に迷惑を懸(か)けるのはよくせきの事でなければならぬ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...東京へ行つてゐれば貴様の顔で他人様を訪ねることもあらう...
牧野信一 「祖母の教訓」
...他人様(ひとさま)にマンドリンの音を聞いたなどと仰有(おっしゃ)らない方がようございますよ」折江は良人(おっと)の顔を見て何か不安らしい様子でいった...
松本泰 「秘められたる挿話」
...まあなるべく他人様の邪魔にならぬやうに……...
三好十郎 「地熱」
...たとい生命(いのち)にかえましても他人様に気付かれまいと思いましたために...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...他人様(ひとさま)の体を...
吉川英治 「江戸三国志」
...他人様のふところを狙う前に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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