...侏儒の言葉(遺稿)弁護他人を弁護するよりも自己を弁護するのは困難である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...と云つても他にはないと云ふ訳は今直ぐに分るが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...もちろん人形の手足その他へは神経にそうとうする電気回路をはりまわしてありますから...
海野十三 「金属人間」
...他の諸々(もろもろ)の驚きや...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...自分の専門とする科学と他の諸科学との連関...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この技術の観念のアナロジー・拡大・応用・其他と見られねばならぬ...
戸坂潤 「辞典」
...高等学校を卒業しても帝大や其他の大学に這入れないものが年々数千名にも上るが...
戸坂潤 「社会時評」
...認識としての芸術を分析する他はない...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...だが他の認識の対象は...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...また他の一つは、楠の倒れた後に突然開かれた広い朗かな青空である...
豊島与志雄 「楠の話」
...半鐘がジャンと打(ぶっ)つからない限りは他人の来る気遣(きづか)いはないところで...
中里介山 「大菩薩峠」
...その他のもの、また同人雑誌に及べなかつたのも遺憾である...
牧野信一 「月評」
...体全体で歯ぎしりをするより他はなかつた...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...全世界を掩う大洪水のために他のすべての被造物とともに滅びた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...他流のやり方を採り入れたり...
夢野久作 「能とは何か」
...沢山並んだ他の峯峯のどこも姿を消している中から...
横光利一 「旅愁」
...そのような英雄児が、この片田舎にもあろうとは」と、痛嘆して、自身、軍容をあらためて、他日、慎重に城へ迫った...
吉川英治 「三国志」
...私は初め參謀本部のものに據らず他の府縣別の簡單なものを開いて見てこの猿ヶ京村を見出し...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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