...月々の暮しに困らぬ小額の金を仕送りしてゐるといふやうな状態なのである...
太宰治 「お伽草紙」
...故郷からの仕送りが...
太宰治 「東京八景」
...そこから大分のお仕送りがあるらしく随分贅沢(ぜいたく)なお暮しをしていられて...
橘外男 「逗子物語」
...さもなきゃ月二十五ルーブリの仕送りで行くか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...ではご機嫌よう! (ワーニャに三度接吻(せっぷん)する)ワーニャ この先も月々の仕送りは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...今は商売をしている娘の時々の仕送りと...
徳田秋声 「あらくれ」
...月々二三十円ずつ仕送りをしており...
徳田秋声 「縮図」
...銀子は月々の親への仕送りで...
徳田秋声 「縮図」
...仕送りもして偶(たま)には遣(や)つて来た...
徳田秋声 「のらもの」
...」伯父からの仕送りの約束がとかく後れがちなので...
豊島与志雄 「程よい人」
...娘からの仕送りは真実であるが...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...十年越し仕送りもしませんでした」「――」「二十年間...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その仕送りだつてたいしたことぢやないやうです」「フーム」平次は考へ込みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親から仕送りなどという洒落(しゃれ)はないから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...生活費などはこまごまと行き届いた仕送りを大将はしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...次兄の逸話次兄は若いころから養家の仕送りを十分に受け...
柳田国男 「故郷七十年」
...仕送りも途断えていた...
吉川英治 「剣の四君子」
...加賀の大納言(だいなごん)利家(としいえ)から二百石ぐらいの仕送りをうけているのだと人は羨(うらや)んでよく噂にいう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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