例文・使い方一覧でみる「仕返し」の意味

...もっと恐ろしい仕返しをしないとも限りません... もっと恐ろしい仕返しをしないとも限りませんの読み方
江戸川乱歩「吸血鬼」

...その仕返しをするのは訳もないことだった... その仕返しをするのは訳もないことだったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...それで私、恥しい思いを致しましたが、その仕返しに、美しい歌の代りに悲しい歌をうたってやりましたわ...
豊島与志雄「白塔の歌」

...仕返しをしてあげますから... 仕返しをしてあげますからの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...お前と俺（おい）らが甲府でやり損なった仕返しが... お前と俺らが甲府でやり損なった仕返しがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...お前さんはそうして、仕返しだか、出稼ぎだか、何だか知らないが、気忙（きぜわ）しく出かけてしまって、置いてけぼりのわたしはいったい、どうなるんだよ、路用はいただいたが、これから、どこへ出向いて、どこで待っていてあげりゃいいのさ、ちっとは相談もあるじゃないか」「違えねえ――お前はこれから、明日の朝になって、ここの勘定を済ましてから、なにげなく上方（かみがた）へ向って旅立ちな――さよう、草津か、大津か――そんなところでは人目にかかる、こうと、いいことがある、少々道を曲げて石部（いしべ）の宿（しゅく）なんざあどうだね、石部の宿の仮枕なんざあ悪くあるめえ」「乙だね」「石部には大黒屋という宿がある、あれへ行っておとなしく泊っていな、明日の晩までにはおいらが大物を一つ料（りょう）って、石部の宿のお前のところまで駈けつけよう」「じゃ、そうしておくれ」「合点だ」「寒い！」お蘭どのが、わざとらしく肩をすぼめて、暁の風が身に沁（し）みるという風情をして見せると、「寒かあ寝なな」一番鶏か、二番鶏の音が、関のこなたで声高く聞える...
中里介山「大菩薩峠」

...鳶頭」八五郎は先刻の啖呵（たんか）の仕返しに... 鳶頭」八五郎は先刻の啖呵の仕返しにの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...一枚繪のお時が仕返しに來ても... 一枚繪のお時が仕返しに來てもの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...富山七之助が仕返しに來たのなら知らず... 富山七之助が仕返しに來たのなら知らずの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...私に仕返しをするというけちな行為をしたのね！　こうなったら... 私に仕返しをするというけちな行為をしたのね！　こうなったらの読み方
バルザック　Honore de Balzac 中島英之訳「ゴリオ爺さん」

...無頼漢どもが仕返しに来たら... 無頼漢どもが仕返しに来たらの読み方
火野葦平「花と龍」

...おれもこうして仕返しをしてやるぞ！』セリファンはこう叫びながら半身をおこして...
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...織匠（はたや）の女房も負けず劣らず仕返しをしようと思つて... 織匠の女房も負けず劣らず仕返しをしようと思つての読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳「ディカーニカ近郷夜話　後篇」

...さては露われたか定めて棗売りの仕返しだろうと早合点してその童子の側を通り...
南方熊楠「十二支考」

...喜助　量見が狭いか広いか知らねえがこんで唯の仕返しじゃねえのだ...
三好十郎「樹氷」

...おれは柿崎に仕返しをするつもりで... おれは柿崎に仕返しをするつもりでの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...怒りにまかす仕返しの手がつき纒（まと）うであろう... 怒りにまかす仕返しの手がつき纒うであろうの読み方
吉川英治「日本名婦伝」

...仕返しをやったのは... 仕返しをやったのはの読み方
吉川英治「源頼朝」