...まったく板についた仕種(しぐさ)でした...
梅崎春生 「Sの背中」
...揉(も)みほぐすような仕種(しぐさ)をした...
梅崎春生 「幻化」
...首のところへ手をもってゆくような仕種(しぐさ)をしたが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...それとももうそんな仕種(しぐさ)に飽きて了ったのか...
大阪圭吉 「花束の虫」
...父が筆先をかむ仕種や...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...急に古い記憶をもみ消すような仕種でその手をすり合せ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...隅田川ニ白魚ガ泳イデタ時代ノアルコトヲ知ラナイ奴等ノ仕種(しぐさ)デハナイカ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...手を挙げて後頭部を打ち払う仕種をし...
豊島与志雄 「囚われ人」
...どうにも仕種がなかった...
豊島与志雄 「二つの途」
...こんな仕種(しぐさ)が...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...どんなに期待した驚きの仕種(しぐさ)も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...愛に燃え機知に富んだ若い男で精神や愛が優雅な仕種や若々しい美貌によって際立っているような者に不自由しているようであれば...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...仕種は父樣の二の舞にて...
樋口一葉 「花ごもり」
...『ホマとエリョーマ』善良で馬鹿な二人の田舎者の滑稽な仕種を歌ひ込んだ露西亜の古い民謡...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...竹を縦に細かく裂(さ)く仕種(しぐさ)...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...彼女の喜びつつ手を胸に上げる仕種を矢代は眺め...
横光利一 「旅愁」
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