...仕合わせと丸(たま)はそれた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...――私にとっては尚一そう仕合わせであった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...身の不仕合わせを歎くようなことを申されて...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...あなたは本当に不仕合わせな方よ」とマリヤ・コンスタンチーノヴナは泣き出しそうになるのをやっとこらえながら溜息をついた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...人を大地に結びつける激しい仕合わせな本能の層がある...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...仕合わせにも彼はそのことを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わたしも仕合わせでした...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...卓が一人で歩いて行くような恐ろしい夢は見ない方が仕合わせなのかもしれない...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...子供のために仕合わせなばかりでなく...
羽仁もと子 「女中訓」
...――殿方はお娯(たのし)みも多くてお仕合わせでございますことねえ」勢...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...それは大した仕合わせでなければなりません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...少くとも島田へ呑気に行けるだけも仕合わせかもしれないわね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私が近頃感じている仕合わせにはこういう要素もあるの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...微妙な趣をよく感じることが出来て仕合わせだと思ったことはこれ迄度々あり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...詩人としてのぼくの仕合わせは...
山之口貘 「詩とはなにか」
...御受け下さるれば何よりの仕合わせで御座います」白髪小僧はそんなものをマジマジ見まわしました...
夢野久作 「白髪小僧」
...有難き仕合わせ……」大目付と淵老人が平伏したに連れて...
夢野久作 「名君忠之」
...姉さんたちの仕合わせもお考えになってください...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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