...尊徳ほど貧家に生まれなかつたことを不仕合せの一つにさへ考へてゐた...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...尤(もっと)も子供の多い程暮しも楽だということは子供自身には仕合せかどうか...
芥川龍之介 「本所両国」
...そういう老人はむしろ早く死んだ方がお互いに仕合せかも知れない...
大隈重信 「青年の元気で奮闘する我輩の一日」
...このお仕合せの結末...
太宰治 「狂言の神」
...私の不仕合せがはじまった...
太宰治 「めくら草紙」
...どうかすると却って不仕合せな結果になるよ...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...あてぐらい不仕合せなもん世の中にあるやろか...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...あなたはお仕合せですわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...(退場)ヤーシャ (あざけるように)二十二の不仕合せめ……ワーニャ (ドアの向うで)フィールスを病院へ送ったの?アーニャ 送りました...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...アーストロフ (いまいましげに)ありがたい仕合せだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...お前も早く死んで仕合せな坊さんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「今日もいい天気で仕合せだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...娘はとんだ仕合せものですよ」平次はうなずきました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...曲者は用心して寄りつかねえ」「有難い仕合せで」「芝居だつてお前...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...羨望に耐えず)仕合せな...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...何という有難い仕合せであろう!(c)わたしは日夜神の聖なる慈悲にすがって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おまえはこれからどんなにでも仕合せになれたのにね」棺を出そうとしているところへ...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...仕合せとは仕合せだということに気づかない状態だというが...
山本周五郎 「日本婦道記」
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洪水に見舞われる 目こぼし 思い残すことはない
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