...その後如何なる仕合せにめぐり合うたか...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...仕合せと買へぬ身分でもない...
芥川龍之介 「点心」
...それは仕合せにも僕の期待通りになつたやうである...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...そら今ではあんなに仕合せをしてる...
伊藤左千夫 「姪子」
...それが仕合せと云わねばならぬ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...詩は仕合せと好評でした...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...」「アヤは、仕合せだな...
太宰治 「津軽」
...「二十二の不仕合せ」って...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...しかもその噴水のほとりの仕合せ者のことを知っているとしたら...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...あなたは仕合せですよ...
豊島与志雄 「二つの途」
...死にかかった犬を溝(どぶ)から救いあげてやったことの仕合せを...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...それがほんとうに当人のために仕合せかなあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...何が仕合せになるか知れねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この上もない仕合せではないか……と一通りはお考えになるかも知れません...
中里介山 「大菩薩峠」
...他所(よそ)の子達のやうに間違ひをし出かさないのを何よりも仕合せだと思つてゐた...
正宗白鳥 「假面」
...仕合せかどうか? だっておれはうまい物ばかり食べているし...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...八重が召使だという点が不仕合せなのだ」四「しかし...
山本周五郎 「日本婦道記」
...つつましく生きてゆける仕合せに越したものはない...
山本周五郎 「柳橋物語」
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