...まだまだ仕合せであったのだ...
太宰治 「喝采」
...おのれの仕合せに気がつかないくらいに仕合せであった...
太宰治 「古典風」
...これで来年中の仕合せもきまりました...
太宰治 「新釈諸国噺」
...いまは仕合せな筈(はず)だ...
太宰治 「新ハムレット」
...この席に限りて一見致すことは仕合せ...
中里介山 「大菩薩峠」
...弓矢を択(えら)んで試みてはいかがでござる」「それは願うてもなき仕合せ...
中里介山 「大菩薩峠」
...よく助かってくれたねえ」ほんとに仕合せなことには...
中里介山 「大菩薩峠」
...行かなくって仕合せだったな」「それはまたどうして」「どうしてったって...
中里介山 「大菩薩峠」
...娘はとんだ仕合せものですよ」平次はうなずきました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お前が居なくて飛んだ仕合せだつたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...提灯は燃えなかつたのは仕合せでしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少年高科に登るということは不仕合せであると...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...そのような親切をうける自分の仕合せを考えます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...妹が君の世話になつてかうして仕合せに子供まで出来て暮してゐようたあ...
三好十郎 「地熱」
...存じ寄らざる仕合せと存じ...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...願ったり叶ったりの仕合せだというので...
矢田津世子 「神楽坂」
...ほんとうにそう思えることは仕合せですのね」どうしてそんな云い方をしたのか...
山本周五郎 「日本婦道記」
...けれど、して見ると、仕合せなことに、この事はまだ片がつかないのであつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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