...遙かに仕合せだと云ふものさ...
芥川龍之介 「好色」
...さう願へれば仕合せでございます...
芥川龍之介 「長崎小品」
...そういう老人はむしろ早く死んだ方がお互いに仕合せかも知れない...
大隈重信 「青年の元気で奮闘する我輩の一日」
...「わしなら仕合せにもとは言わぬがな...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...以上は口調というちょっとつかまえ処のないようなものを何とかして系統的に研究しようとする方法の第一歩を暗示するものだとして見てもらわれれば仕合せである...
寺田寅彦 「歌の口調」
...どうか仕合せであってくれ! 苦しみは皆ぼくが喜んで荷(にな)ってやる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お仕合(しあわ)せもお仕合せだがお骨も折れましょう」お徳が...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕は本人から恨まれないのをまだしもの仕合せと思っているくらいである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...この世の中に私のやうな不仕合せなものがあるでせうか」笹屋宗太郎の話は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...吉五郎お辰の仕合せな樣子...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...有難い仕合せさ」ガラッ八はペロリと舌を出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不仕合せで、しかし仕合せであつた梶井基次郎氏は死んだ...
菱山修三 「再びこの人を見よ」
...みんな不仕合せなんだもの...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...おめえのような仕合せな金魚は...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...勝った村ではその年は仕合せ好(よ)しと信ぜられたこと...
柳田国男 「山の人生」
...「女の仕合せってそういうものですわねえ」「津留さん...
山本周五郎 「思い違い物語」
...杉田屋の養子になったからといってゆくすえ仕合せとはきまらないし...
山本周五郎 「柳橋物語」
...貧乏人でも女房子の仕合せは護らなくちゃあいけねえ...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
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