...何とも云へぬ程仕合せな生涯を...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...尊徳ほど貧家に生まれなかつたことを不仕合せの一つにさへ考へてゐた...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...そんなにも早くかゝつたその仕合せな機会をよろこんで走つて来ました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それが仕合せと云わねばならぬ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...仕合せをさがして歩いているのだから...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...」サイラスは今度も仕合せだつた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...お前たちにゃ仕合せなことだぜ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...憎くてたまらぬ異性にでなければ關心を持てない一群の不仕合せな人たちがゐる...
太宰治 「陰火」
...不仕合せな人は、他人からかばわれ同情されると、うれしいよりは、いっそうわが身がつらく不仕合せに思われて来るものである...
太宰治 「新釈諸国噺」
...いつまで経(た)っても不仕合せのどん底であがいているばかりだ...
太宰治 「竹青」
...死んだ大作家は仕合せだ...
太宰治 「道化の華」
...彼女は追う)二十二の不仕合せめ! お前のにおいがプンとでもしたら承知しないよ! 二度とその顔を見せてもらうまい! (エピホードフ退場...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...何か私の思いちがいであれば、仕合せである...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...それからなお読んで行くと御前なんぞは実に仕合せ者だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...時次郎 仕合せで長生きをしておくんなさい...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...なにかの間違いではないのか」「間違いであれば仕合せですが...
山本周五郎 「風流太平記」
...そのほうが此方(こっち)も仕合せだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...それが出来たらどれだけ仕合せだか分らない...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
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