...己れだってこんな仕儀はする...
有島武郎 「かんかん虫」
...いたく神経を悩まして病臥(びょうが)する仕儀となった...
井上円了 「おばけの正体」
...多少の根拠が後年与えられる仕儀となった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...最早や如何ほど後悔致候ても及びもつかぬ仕儀(しぎ)にて...
永井荷風 「榎物語」
...情(なさ)けない仕儀になって来た...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...迷亭もこうなると何とか月並の処置を付けなければならぬ仕儀となる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...奥方お勇様の御葬(おとむら)いの仕度も相成り兼ねる仕儀じゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かなふ仕儀なら喉を鳴して飛びつきたい WET 派のカラス天狗が...
牧野信一 「鬼涙村」
...従つて其処に興味も深い仕儀ではある...
牧野信一 「山峡の凧」
...そっちがこの仕儀に到ったので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...六十過ぎた今日なおこんなつまらぬ雑文を書いて生き恥をさらすような仕儀となった...
武者金吉 「地震なまず」
...彼はこの妻の仕儀にほとほと感銘したが...
室生犀星 「津の国人」
...どうにもならない仕儀を感じた...
室生犀星 「渚」
...同家の女中五人にまず排斥運動を受けるという仕儀になった...
柳田国男 「故郷七十年」
...かやうの仕儀に候へば...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「仕儀によっては」と...
吉川英治 「源頼朝」
...お気の毒な仕儀でござるが」云い難(にく)そうな口吻(くちぶり)で...
吉川英治 「源頼朝」
...「――まず、そういう仕儀で、われら六名、お召抱えになったわけじゃが、思うにこれ皆、天地の恩じゃ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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