...仕事師がなかなかやって来ぬので...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...作蔵という出入りの仕事師が...
江戸川乱歩 「影男」
...また興行物の小屋掛けを専門にしている仕事師の仕事で...
高村光雲 「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」
...毎日高い足場へ上って仕事師大工達の中へ入って仕事をしていますと...
高村光雲 「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」
...私はこの時仕事師のいった言葉を思い出し...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...仕事師は暫く雛形を見ておりましたが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この仕事はカヤ方の仕事師ばかりでは出来ません...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この仕事は大工と仕事師と一緒でなければ無論出来ません...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...こんなことは雛形にない」と私がいうと、「どうも、こうずう体(たい)が大きくては見当が附きません」仕事師も、大工も途方に暮れているという有様……そこでこのままで、やられた日には衣紋竿(えもんざお)を突っ張ったような大仏が出来ますから、私は仕事師、大工の中へ這入(はい)って一緒に仕事をすることに致しました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...二人の仕事師が某夜(あるひ)夜廻りに往っていると...
田中貢太郎 「遁げて往く人魂」
...「お爺(とっ)さん、これお爺さん、何をそんなに魘(うな)されてるのだよ」すると老人の声で、「ああ怕(こわ)かった、乃公(おいら)が街を歩いてると、何をかんちがいしやがったのか、二人の仕事師が、だしぬけに鳶口を持って追っかけて来たのだから、命からがら逃げて来たのだよ」と云った...
田中貢太郎 「遁げて往く人魂」
...植木屋や仕事師や...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木遺男(きやりをとこ)の勇者等も仕事師ばらの援軍もいま力戰の眞最中(まもなか)やたち上りたる...
萩原朔太郎 「煤掃」
...こんな仕事師にかかっては口を動かすだけ無駄かも知れない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...一人(にん)は三尺(じやく)帶(おび)に突(つツ)かけ草履(ぞうり)の仕事師(しごとし)の息子(むすこ)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...一人前の仕事師になって...
火野葦平 「花と龍」
...喧嘩渡世ではない仕事師であるという自覚を持ちつづけて...
火野葦平 「花と龍」
...えぐさで仕事師的に喰い下ることを強味のように考え誤ってもいます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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