...しかし或作品を仕上げる上には度(たび)たび僕等を...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...王さまの新しい服を仕上げるのにいそがしいんだ...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 「はだかの王さま」
...小説はもとより多少纏(まとま)った文章をも仕上げる事が出来なかった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...いずれも研(と)いで下地(したじ)を仕上げるもの...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...仏師はその注文品を仕上げるのであるが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...光沢があって堅実な紙に仕上げる事は出来るはずである...
寺田寅彦 「浅草紙」
...精神が意匠した作品を仕上げるおのれの職務に通じていて労を惜しまないりっぱな労働者どもが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この程度に仕上げるには...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...「何を仕上げるのだらう――」パリにゐる日本人の絵描きは...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...願書をいつか仕上げるというようなことはできない相談だ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...するとその人を先ず土台にしてタイプに仕上げる...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...何時これを仕上げるだけの時間があつたのです? これには相當時間も必要なら...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...自分の心の中心から自分に云ひつけられた仕事を一氣に仕上げること...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「或女友達への手紙」
...源氏は姫君を完全な女性に仕上げることに一所懸命であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...芳古堂に負けねえ江戸一番の店に仕上げるんだ...
山本周五郎 「さぶ」
...速やかに統業を仕上げることが...
吉川英治 「新書太閤記」
...かれを一個の家老とまで仕上げるには多年の愛と主たる心を労(つか)ったものであった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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