...この企図を細密に仕上げることはけだしカントの任ではなかったのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...大きな刀のした仕事を仕上げる為のものである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...吾々人間を若い時の扱ひや教養でさういふ風に仕上げる事が出来るだらうか? 人間を扱ひや教養で王にしたり百姓にしたりする事は出来ない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...作者が一句を仕上げる上の多年の修練...
高浜虚子 「俳句への道」
...そりゃ天使にだって仕上げることがお出来だった筈よ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...光沢があって堅実な紙に仕上げる事は出来るはずである...
寺田寅彦 「浅草紙」
...学者がその仕事を「仕上げる」には長い月日を要するのは普通であるが...
寺田寅彦 「空想日録」
...仕上がるという事のない自然の対象を捕えて絵を仕上げるという事ができるとすれば...
寺田寅彦 「自画像」
...熱湯で仕上げるという念入りな結果になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...田畠(でんぱた)に仕上げるのと同じことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...「何を仕上げるのだらう――」パリにゐる日本人の絵描きは...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...あの娘はまだどんなものにでも仕上げることが出来る...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...これを仕上げるのに造物主は大して苦心も払わず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...最善の方法で恋物語を仕上げるつもりでした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...自分の仕事を立派に仕上げることをよろこぶ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...芳古堂に負けねえ江戸一番の店に仕上げるんだ...
山本周五郎 「さぶ」
...」「碓氷トンネルを仕上げるまであそこで御厄介になった...
横光利一 「旅愁」
...三尺ぐらいな坐像に仕上げるつもりらしい...
吉川英治 「親鸞」
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