...その方が屏風を仕上げるには...
芥川龍之介 「地獄変」
...もっと早く仕上げる筈が...
上村松園 「画道と女性」
...いざとなれば平日の二倍も三倍もの仕事を無事に仕上げることが出来るという者がある...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...仏師はその注文品を仕上げるのであるが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...洋行する迄に全部仕上げるのだと云って一日も休まず仕事部屋に通い...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自身の苦い経験から割り出して抱えはすべて仕込みから仕上げることに方針を決めてしまい...
徳田秋声 「縮図」
...なるべくわずかな時間になるべく多く仕上げるのを余儀なくされることに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...熱湯で仕上げるという念入りな結果になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...お祖父様のように仕上げるのが一つ間違って...
中里介山 「大菩薩峠」
...その結合を仕上げるために...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...晩迄に二十枚は仕上げる積(つもり)の所を...
二葉亭四迷 「平凡」
...それを仕上げるためにも...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...それを藝術品に仕上げるのは六ヶしい...
正宗白鳥 「素材」
...進歩した熟練と機械とは同数の人手をもってこれを非常により多量の製品に仕上げることも出来...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...而も素晴らしい新手法で芸術品に仕上げる程の才能をもって生れているとは云えない...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...源氏は姫君を完全な女性に仕上げることに一所懸命であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一日一合のお酒でも上げられるような良い跡取り息子に仕上げることだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...速やかに統業を仕上げることが...
吉川英治 「新書太閤記」
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