...私は仏徒です。...
...儒家は儒になずみ仏徒は仏にこだわっている間に...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...もし仏徒が基づく所あって多少附会した所もあろうといえば...
南方熊楠 「十二支考」
...とにかく仏徒は鬱単越洲(うったんのっしゅう)を羨(うらや)み...
南方熊楠 「十二支考」
...もと仏徒が『最勝王経』と『法華経』の効力(くりき)を争うたから起ったものだ...
南方熊楠 「十二支考」
...そういう境地を仏徒は「如(にょ)」といったのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...仏徒と闘い法城を焼き払っても...
吉川英治 「新書太閤記」
...法燈の滅却と仏徒数十万を救う意味で」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...仏徒は思い上がっていた...
吉川英治 「親鸞」
...平家一門が、人臣の分を忘れて、この世をば我が世とぞ思う――といったような思い上がりと同様に、仏徒もまた、仏弟子の分(ぶん)をわすれて、政治を持ち、武力をすら持って、社会を仏徒の社会と思い違えているかのように傲慢(ごうまん)で、理窟ッぽくて、特権意識のみが旺(さかん)だった...
吉川英治 「親鸞」
...それが仏徒の任務だと思う」「ばかなっ」朱王房は...
吉川英治 「親鸞」
...仏法を滅するものは仏徒なりなど狂噪暴言(きょうそうぼうげん)を振舞うこと...
吉川英治 「親鸞」
...仏徒のかざ上(かみ)にもおけぬ曲者(くせもの)...
吉川英治 「親鸞」
...仏徒の生活も、この区別から脱れることはできない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...仏徒はそれに基づいてみずからの眼をもってそれらの幻像を見るべく努力した...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...これは仏徒として正しい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...しかしそれは行く先々の王侯や仏徒の好意によって続け得た旅行なのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...仏徒の心情と離すことのできないこの画に対して...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...彼はそれを仏徒にもふさわしいと見るのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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